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ECサイトを作るとき、配送条件をどこまで先に決めておくか

この記事で分かること

ECサイト制作前に決めておきたい配送条件を解説。発送元、対象地域、温度帯、同梱可否と送料計算を、常温品と冷凍品の混在注文の例で整理し、標準設定で足りるかを確認します。

読み方
通常の段ボール箱と保冷用の箱を梱包台で確認する通販担当者の説明用写真。全文タイトルと正式Bämロゴを配置。

ECサイトを作るとき、送料は商品登録の最後に設定すればよいと考えることがあります。しかし、発送元が複数ある、常温品と冷凍品を扱う、同じ箱に入れられない商品がある場合は、配送条件が注文の受け方や必要な機能にも関わります。

制作前に決めたいのは、商品をどこから、どこへ、どの荷物に分けて送り、その場合に購入者へいくら請求するかというルールです。細かな送料額が未確定でも相談は始められますが、例外を含む出荷方法は早めに共有します。画面ができてから、今の出荷業務では受けられない注文が入ることを防ぐためです。

商品一覧に、出荷するときの違いを添える

最初から複雑な配送表を作る必要はありません。販売予定の商品について、発送する拠点、届けられる地域、温度帯、梱包後の大きさや重さ、ほかの商品と一緒に送れるかを確認します。既存の通販があるなら、出荷伝票や梱包例を見ながら整理すると、担当者の経験の中にある条件も拾えます。

同じ配送業者を使っていても、すべての商品で同じ条件とは限りません。たとえばヤマト運輸のクール宅急便には冷蔵・冷凍の区分や利用可能なサイズ、対象外の地域があり、通常の宅急便に追加料金がかかります。保冷輸送のため予冷も必要とされています。サイト上で配送方法を選べることと、現場でその荷物を用意して送れることは別です。

これから通販を始める場合は、配送業者へ利用条件を確認し、実際に使う箱で発送できるかを確かめます。制作会社だけで、商品の温度管理や梱包の適否を決める進め方にはしません。

同梱できない商品が、一緒に注文されたらどうするか

ここでは、常温の瓶詰めと冷凍品を、一つの拠点から販売する仮例で考えます。この店は両者を同じ箱に入れず、常温便と冷凍便へ分けて発送する運用とします。すべての商品に共通する配送ルールを示す例ではありません。

注文に常温の瓶詰めと冷凍品が含まれる例。常温便と冷凍便の二つの荷物へ分かれる。送料の請求方法は別に決める必要がある。
同梱しない運用の仮例。荷物を分ける判断と、購入者へ請求する送料は分けて決めます。

先に決めるのは、両方を同時に購入できるようにするか、別々の注文にするかです。同時購入を受けるなら、送料を荷物ごとに足すのか、購入者には一つの定額を請求して差額を店が負担するのかも決めます。二箱になるから自動的に二件分を請求すればよい、とは限りません。

送料無料の条件がある場合も、注文全体の金額で判定するのか、配送を分ける商品群ごとに判定するのかを揃えます。ここを決めずに「一定額以上で送料無料」とだけ伝えると、想定と異なる負担が店に残る可能性があります。料金の見せ方を整える前に、店として受けられる計算を決めることが必要です。

標準設定で、決めたルールを再現できるかを見る

ECの仕組みによって、商品・発送元・地域ごとの設定方法や、複数商品を買った場合の計算が異なります。Shopifyの配送プロファイルは、商品と発送元・発送先に応じて配送ルールを設定する仕組みの一例です。ただし、公式案内には新しい配送オプションへの移行に関する注記もあるため、実際に使うストアの設定環境で確認します。

同社の配送料計算の説明では、異なる配送プロファイルの商品を購入すると、配送料が合算される例が示されています。単品では期待どおりでも、商品を組み合わせたときに金額が変わることがあります。自社が決めた同梱・別送のルールと、画面の計算結果が合うかを見る必要があります。

「地域別送料を設定できます」という説明だけで決めず、実際の注文例を制作会社へ渡します。標準の設定で足りるのか、有料の追加機能が必要なのか、受注方法を整理したほうがよいのかを比較できます。細かな送料額よりも、条件の組み合わせが見積りの範囲に影響する場合があります。

発送元と出荷日が違う場合も、注文後まで考える

店の在庫品とメーカー直送品を扱うなら、同じ注文でも発送する人と場所が変わります。送料の計算だけでなく、誰にどの商品を出荷してもらうか、出荷済みの情報を誰が更新するかまで確認します。画面上では一注文でも、現場では二つの作業になるためです。

取り寄せ品と即納品を一緒に受ける場合は、揃ってから送るか、先に出せるものを送るかも決めます。購入者へ提示する発送目安や指定可能な到着日が変わるため、あとで担当者が毎回判断する運用にするのか、注文時に選べるようにするのかで必要な仕組みが異なります。

最初の公開では一部の条件に絞る方法もあります。たとえば国内の一拠点から同じ温度帯の商品を送る運用で始め、メーカー直送を後から追加するなら、その予定を制作時に伝えます。将来の機能をすべて先に作る必要はありませんが、公開時に受ける注文と、まだ受けない注文を明確にしておきます。

テスト注文は、例外になる組み合わせを含める

公開前の確認には、単品注文だけでなく、同梱できる組み合わせ、別送になる組み合わせ、配送対象外の地域などを含めます。送料無料条件がある場合は、その境目の前後も確認します。実際に決めた条件から注文例を選ぶと、何を試すべきかが具体的になります。

確認するのは購入画面の送料だけではありません。注文を受け取った出荷担当者が、どの荷物をどの方法で送るか判断できるかも見ます。別送の注文が通常の一箱と同じ表示になり、担当者の記憶に頼る状態なら、注文情報や運用の整理が必要です。

Bämの通販・ECサイト制作では、商品の売り方、配送地域、温度帯、発送元、送料の条件を確認し、設定とテスト注文の範囲を整理します。国内販売・発送元一か所は基本の制作例であり、複数拠点や追加連携などは内容に応じて確認します。今の梱包・出荷の流れが分かる資料から、標準設定で足りる範囲を一緒に確かめられます。

参考資料

資料確認日:2026年9月21日。常温品と冷凍品の組み合わせは説明用の仮例です。実際の配送条件は商品・配送契約・利用するECの仕組みによって確認します。

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この記事を書いた人

Bäm[バム]運営事務局株式会社みやあじよ

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