有田川町で複数の事業を営む会社のホームページ制作費は、ページ数だけでは比べられません。会社案内、果樹や加工品の販売、企業向けの技術紹介、採用では、読む人も必要な写真も違います。見積りを見る前に、誰へ何を頼んでほしいかを分けると、金額の違いが分かりやすくなります。
この記事では、有田川町の会社が複数の事業、商品、拠点を一つのホームページへまとめる場合を例に、基本の制作と追加作業を分けます。安い金額だけを選んで後から必要な作業が増えることも、最初から使わない機能を抱えることも避けるための見方です。
有田川町では、一社の中でも伝える相手が分かれる
有田川町の産業振興促進計画には、中・下流域の柑橘や落葉果樹、花き、野菜、上流域の水稲、ぶどう山椒、高冷地野菜、林業が記されています。町の事業者向け情報も、商工・観光、農林水産業、企業支援を別の入口にしています。農業だけ、観光だけという一つの型で説明できる町ではありません。
例えば、果樹を育てながら加工品を販売する会社では、家庭用を買う方、贈答品を探す方、まとまった数量を仕入れる企業で知りたい情報が違います。林業や製造では、素材、加工範囲、数量、納期、品質の確認が必要です。採用では、勤務地、通勤、仕事内容、教育を見ます。
有田川町のホームページ制作では、地域と事業の状況を伺い、必要なホームページの形をご案内しています。この記事では、その中でも制作費が変わる作業に絞ります。
最初に、ホームページの入口を数える
見積り前に数えたいのは、社内の部署や商品ではなく、ホームページへ来る人の入口です。会社を知りたい取引先、商品を買いたい方、加工を相談したい担当者、働きたい方では、最初に読むページが異なります。入口が四つなら、トップページから四つの目的へ迷わず進める構成が必要です。
事業一覧を一ページへ並べるだけなら、ページ数は少なく見えます。しかし、誰向けか、何を頼めるか、どの拠点が対応するか、相談前に何を用意するかが分からなければ、見た人は判断できません。入口ごとに必要な説明を決める仕事が、構成と原稿の費用になります。

すべての事業を同じ深さで載せる必要はありません。今年増やしたい仕事を詳しくし、問い合わせが少ない事業は概要と相談先だけにする方法があります。初回公開と後日追加を分ければ、目的を曖昧にせず予算を調整できます。
優先順位は、売上の大きさだけで決めません。ホームページがないために毎回同じ説明をしている仕事、問い合わせ後の行き違いが多い商品、採用時に質問が集中する勤務地など、説明を整える効果が大きい所も候補です。電話や営業資料で繰り返し答えている質問を書き出すと、最初に必要なページが見えてきます。
基本の制作費に何が含まれるかを見る
Bämのコーポレートサイトとサービス紹介サイトは95万円から、求人・採用サイトは120万円から、通販・ECサイトは150万円からです。いずれも税別で、目的の整理、調査、構成、原稿、オリジナルデザイン、スマートフォン対応、WordPress制作、基本SEO、公開前確認を基本にしています。確定条件は制作料金で確認できます。
同じ金額に見えても、完成原稿と写真を依頼者が用意する見積りと、制作会社が現地で話を聞いて文章を作る見積りでは範囲が違います。構成、デザイン、公開前の大きな確認が何回あるか、フォームを実際に送信するか、古いページから情報を移すかも確認します。
Bämの制作期間は通常約3〜4か月です。大きな確認は構成、デザイン、公開前の三段階で行い、支払いは着手50%、完成確認後50%です。候補会社を比べるときは、金額だけでなく、この条件と作業範囲を同じ表へ並べます。
見積書の「十ページ」が、十種類の画面を個別に設計するのか、同じ商品ページの型へ十件を登録するのかでも作業量は変わります。固有の構成とデザインを考える画面数、同じ型へ登録する件数を分けてもらうと、追加時の料金も予想しやすくなります。
現在のホームページから移す内容がある場合は、文章、画像、商品、実績、お知らせの件数を確認します。古い情報をそのまま運ぶのか、現在使うものだけを選ぶのか、検索から見られているURLを引き継ぐのかで手間が変わります。移行作業を「一式」にせず、選別と登録を分けて聞きます。
複数事業は、取材する人と確認する人が増える
経営者が会社全体を説明できても、商品の規格は販売担当、加工条件は現場、募集条件は採用担当が正しい情報を持っていることがあります。事業が増えるほど、話を聞く相手、資料、確認者、修正の回数が増えます。これが「ページを一枚足す」だけでは収まらない理由です。
最初に、事業ごとの情報の元を決めます。商品台帳、設備表、営業資料、募集要項など、現在使っている資料を集め、公開してよい内容と社内だけの内容を分けます。決まっていない項目は推測で埋めず、誰がいつ確認するかを制作予定へ入れます。
複数の担当者が文章を確認すると、言葉や数字がばらばらになることがあります。最終承認者を一人決め、商品名、会社名、対応地域、連絡先、品質や納期の表現をそろえます。確認の順番を制作会社が管理する範囲も、見積り時に聞いてください。
企業向けの技術や林業の仕事では、公開できない取引先名、図面、製品、単価があります。見せない情報があることと、説明できないことは同じではありません。素材、工程、得意な数量、相談時に必要な資料など、公開できる判断材料を取材で見つける時間を見積りへ含めます。
複数拠点と現地撮影は、移動と時期を分ける
有田川町は平野部から山間部まで事業の場所が広がります。事務所、果樹園、加工場、倉庫、店舗が離れている場合、一度の訪問で全部を撮れるとは限りません。果実の旬、加工工程が動く時間、工場の安全、店舗の営業を優先して日程を組みます。
写真撮影の見積りでは、訪問回数、移動、撮影時間、写真の選定と色調整、人物の同意、使用範囲を確認します。商品撮影、人物、工場、動画、ドローンは必要な準備が異なります。制作担当者の記録写真で足りる場面と、撮影者へ依頼すべき場面を分けます。
山間の事業所では、道順、駐車、携帯電話の状況、来訪者が迷いやすい分岐も確認します。これは地域紹介の写真を増やすためではなく、取引先や応募者が実際に訪問できる説明を作るための現地確認です。
撮影日を分ける場合は、どの日に誰が立ち会い、何を最終確認するかも決めます。果実が見頃の日と加工場が動く日が違うこともあります。天候で延期した場合の扱い、交通費、予備日、追加撮影の料金を先に確認しておけば、公開予定への影響を判断できます。
商品販売と通販は、公開後の仕事まで見積もる
果樹や加工品を紹介して電話やフォームへ案内する場合は、品種、旬、規格、価格の見せ方、発送の可否、問い合わせ方法を整理します。カートを使わないなら決済設定は不要ですが、販売開始・終了を直す入力欄と担当は必要です。
自社通販を行う場合は、商品登録、決済、送料、配送地域、在庫、通知メール、返品条件、テスト注文が加わります。Bämの通販・ECサイト制作の基本例は初期商品10点、国内販売、発送元1か所です。商品数、温度帯、複数の発送元、定期購入、業務用取引は別に確認します。
通販機能を入れる前に、誰が注文を確認し、在庫を更新し、梱包・発送し、問い合わせへ返すかを決めます。機能が多くても、日々の担当が決まっていなければ運営できません。現在の件数と人数に合う方法を選ぶことが、公開後の負担を抑えます。
個人向けと企業向けを同じカートで扱わない選択もあります。個人向けは価格と送料を示して購入、企業向けは規格、数量、納期を確認して見積りにすると、受けられない条件で注文が確定するのを防げます。販売方法を決める打ち合わせも、画面を作る前の制作作業です。

採用を加えるときは、勤務地と仕事を分ける
採用ページを一枚足すだけなら費用は抑えられます。ただし、複数の勤務地や職種を募集する場合、仕事内容、勤務条件、通勤方法、教育、安全、働く人、選考を職種ごとに確認します。山間の勤務地では、応募前に場所と移動を理解できる説明も必要です。
常時採用を行い、社員取材や職場写真を詳しく載せるなら、会社案内の付け足しではなく求人・採用サイト制作の範囲と比べます。主要1職種・社員取材2名程度からの基本例と、自社に必要な職種・拠点数を並べてください。
公開後の更新と制作費を分けて考える
商品、価格、在庫、設備、実績、募集要項、営業時間は公開後に変わります。自社で直す情報には決まった入力欄と操作説明が必要です。制作会社へ依頼する場合は、月額内の時間、追加料金、依頼方法、反映までの日数を確認します。
Bämの保守・管理は月額2万円で、月3時間までの軽い更新、バックアップ、ドメイン、サーバー、WordPress管理を含みます。新しいページ、機能、撮影、大量の商品登録は別の作業です。初期制作費と公開後の年額を分けて見れば、長く続けられるか判断できます。
複数事業を自社で更新する場合も、すべての権限を全員へ渡す必要はありません。商品担当、採用担当、最終確認者の役割を分け、変更履歴と次回確認日を残します。更新方法を最初から決めることも、制作時の設計に含まれます。
見積りには、公開後一か月の不具合確認や操作質問が含まれるかも確認します。制作時の誤りを直す対応と、新しい商品や事業を追加する依頼は分けます。誰へ、どの方法で、どれくらいの期間内に連絡するかが分かれば、公開直後に担当者が迷いません。
見積りを比べるための八つの質問
- 主な読者と入口を決める打ち合わせは含まれるか
- 複数事業の取材は何人・何回までか
- 原稿を作る範囲と、事業者が確認する範囲はどこか
- 果樹園、工場、店舗、事業所の訪問と移動は含まれるか
- 商品登録、通販設定、テスト注文は何点までか
- 採用の職種・勤務地・社員取材はどこまでか
- 構成、デザイン、公開前の大きな確認は何回か
- 公開後に自社で直せる項目と、別料金になる作業は何か
同じ質問を候補会社へ渡し、含まれる作業と含まれない作業を並べます。費用が低い場合は、取材、原稿、撮影、商品登録、公開作業のどこが別かを確認します。高い場合は、初回には使わないページや機能が入っていないかを見ます。
依頼先の比較は「有田川町で農園・工場・店舗へ来てくれる制作会社を選ぶ確認点」、最初の情報整理は「有田川町で複数事業を初めて一つのホームページにまとめる手順」で詳しく扱います。
何を一つにまとめ、何を分けるか決まっていなくても、現在の事業、取引先、商品、採用、更新担当から整理できます。Bämへの無料相談では、ページ数を先に増やさず、必要な仕事と金額が変わる理由からご説明します。
参考資料
- 有田川町「産業」(2026年8月26日確認)
- 有田川町「産業振興促進計画」(2025年5月26日作成、2026年8月26日確認)
- 有田川町「過疎地域持続的発展市町村計画」(2026年7月6日更新、2026年8月26日確認)