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UX公開 更新

SaaSのデータ移行支援を、ファイル取込み機能と分けて伝える方法

この記事で分かること

SaaSのファイル取込み機能と提供側のデータ移行支援を区別するページの作り方。旧システムからの出力、整形、項目対応、取込み後の確認を誰が担うか明示します。

読み方
表形式の移行用ファイルをパソコンと紙で確認する説明用写真。SaaSの移行支援とファイル取込み機能を分ける記事の全文タイトルと正式Bämロゴ。

SaaSの紹介に「CSV取込みに対応」と書いてあっても、今使っているサービスからのデータ出力、列の整理、取込み後の確認まで提供側が行うとは限りません。導入を検討する会社が知りたいのは、自社でファイルを用意して操作する機能なのか、提供側が移行のどこを支援するのかという分担です。ページでは二つの案内を分け、対象データと完了の確認範囲を示しましょう。

取込みボタンが担う仕事と、移行支援の仕事を分ける

ファイル取込み機能は、対応する形式のファイルを利用者が用意し、画面で選んで登録する機能です。列とSaaS側の項目を対応させる操作や、重複の扱いも設定によって必要になります。HubSpotの取込みツール資料では、列をプロパティへ対応させ、既存データを更新するときには識別子を使う手順が説明されています。これは機能の操作例で、旧システムからの抽出を自動で請け負うという意味ではありません。

移行支援を提供するなら、相談、旧データの確認、必要な整形、試験取込み、本番取込み、結果の照合のうち、どこを誰が担当するかを示します。「移行サポートあり」だけでは、手順の助言なのか、ファイル変換なのか、提供側が実際に登録作業をするのか判断できません。どれか一つだけでも、実際に行う仕事の名前で書く方が伝わります。

SaaSのファイル取込み機能は利用者が用意したファイルの登録、データ移行支援は契約で定めた旧データの確認・整形・取込み後の照合として分ける図
機能の有無と、人が担当する移行作業を別の行で案内します。

受け入れるファイルと、利用者が準備する状態を明記する

取込みの説明には、対応形式、必要な列、文字の扱い、作成と更新の違いを、実際の製品仕様に沿って置きます。HubSpotのファイル形式資料は、対応拡張子、見出し行と項目の対応、文字コードなどを先に示しています。同じ「表計算ファイル」でも、列が足りない、日付の書式が合わない、関連付けに必要な情報がないと、そのまま使えないことがあります。自社が受け入れる条件を、他社の仕様から推測して載せないようにします。

導入前のページには、専門的な全仕様を貼り付ける必要はありません。「どんな種類のデータを、どの形式で用意するか」「旧システムから出す作業は誰が行うか」を先に示し、詳細な項目表や見本ファイルへつなぎます。旧データの中に空欄や表記ゆれがある場合、提供側が修正するのか、利用者が整えるのかも分けます。個人情報を含む実データの提出方法は、契約と安全な受渡しが決まってから案内します。

たとえば顧客名と会社名の一覧を移す架空のSaaSなら、会社の行と担当者の行があるだけで、両者の結び付きまで再現できるとは限りません。取込み機能が対応する項目と、現在のデータが持つ関係を並べ、事前に変換が必要か確かめます。件数だけを見て「移せます」と答えるより、種類と関係を確認する方が見積りの前提が揃います。

移行支援には、対象と対象外を同じ場所に載せる

移行サービスを提供している会社の実例として、HubSpotのサービスカタログはCRMデータ移行をファイル取込み機能とは別のサービスとして説明し、対応する旧CRMやデータの種類、含まれない作業を定めています。ある移行メニューでは、APIを通したデータが対象で、フラットファイルは対象外とされています。利用者が「CSVを取込めるなら、そのファイルを渡せば代行もしてもらえる」と思い込まないために、機能と支援の条件を分ける必要が分かる例です。

自社の案内でも、支援の対象が顧客・案件・履歴のどれか、添付ファイルや独自項目を扱うか、旧システムへの接続が必要かを明らかにします。対象外が多いときは長い免責文へ埋めず、「移すもの」「今回は移さないもの」「確認して決めるもの」を近くに並べます。支援を提供していないなら、取込み機能の使い方と相談できる窓口を示し、代行が含まれるような表現を避けます。

SaaSのデータ移行案内で対象データ、利用者が準備するもの、提供側の作業、取込み後の確認を分けて示す図
何を移すかと、誰が結果を照合するかを一緒に確かめます。

完了の意味を、取込み結果の確認まで決める

ファイルを送ったことと、業務に使える状態になったことは別です。試験取込みで代表的なレコードを確認し、件数、重複、項目の値、関連付け、取り込めなかった行をどのように照合するかを決めます。利用者と提供側のどちらが結果を見て承認するか、誤りが見つかったときの再取込みを支援範囲に含めるかも、導入前に共有します。

掲載文を作る前には、製品の受入ファイル仕様と、実際に提供している移行手順を別々に確認します。機能ページには対応形式と操作の入口、支援ページには対象データ・担当作業・対象外・確認方法を載せ、互いに行き来できるようにします。BämのIT・BtoBサービスのホームページ制作では、機能と導入条件、任せられる範囲を原稿と図に整理します。SaaS内のデータ移行作業そのものは、提供会社のサービス範囲として確かめる必要があります。

参考資料

資料確認日:2026年9月26日。HubSpotの仕様と支援条件は同社の例です。本文の顧客・会社一覧は説明用で、特定の製品の移行機能を表しません。

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この記事を書いた人

Bäm[バム]運営事務局株式会社みやあじよ

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