ホームページから問い合わせが来ない時、文章と導線どちらを直す?4段階の見分け方
ホームページから問い合わせが来ない時は、文章もデザインも全部直す必要があるとは限りません。
最初に見るのは、訪問した人がどこまで進んでいるかです。
- そもそもホームページが見られていない
- トップやブログは見られるが、サービスページへ進まない
- サービスページは見られるが、問い合わせページへ進まない
- 問い合わせページは見られるが、送信されない
止まっている場所が分かると、文章、導線、信頼材料、フォームのどれを先に見直すかを決めやすくなります。原因が分からないまま全面リニューアルを急ぐ前に、順番に切り分けてみましょう。
まずは4つの状態に分ける
1. ホームページ自体がほとんど見られていない
検索やSNSで見つかっていない、または対象者が探す言葉とページ内容が合っていない可能性があります。検索結果の題名、サービスページ、記事、SNSや紙からの入口を先に見ます。
2. トップや記事は見られるが、サービスページへ進まない
何を頼める会社か分からない、または次に押すリンクが見つからない可能性があります。冒頭の文章、サービスへのリンク、ボタンの言葉を先に見ます。
3. サービスページは見られるが、問い合わせページへ進まない
自分が対象か、費用、進め方、実績などの不安が残っている可能性があります。サービス説明、実績、よくある質問、料金が変わる条件、CTAを先に見ます。
4. 問い合わせページは見られるが、送信されない
項目が多い、何を書けばよいか分からない、送信後の流れが不安、といった可能性があります。フォーム項目、入力例、必須・任意、営業時間、個人情報の案内を先に見ます。
この表は、ひとつの数字だけで原因を断定するものではありません。閲覧数が少ない時は偶然の影響も大きいため、何日か見て同じ傾向が続くかを確認します。
1. ホームページが見られていないなら、文章の前に「入口」を確認する
閲覧自体がほとんどない場合、問い合わせボタンの色を変えても、見る人がいないため変化を判断できません。
まず確認したいのは、次の3点です。
- 検索結果に出る題名だけで、誰向けの何のページか分かるか
- 自分のお客様が使う言葉でサービスを説明しているか
- トップページ以外に、悩みから入れる記事や案内ページがあるか
たとえば「高品質なソリューションを提供します」だけでは、何を相談できる会社か伝わりません。「開業前で載せる内容が決まっていない方へ」のように、相手の状況が分かる言葉のほうが、自分に関係するページだと判断しやすくなります。
ここで必要なのは記事の数を増やすことではなく、対象者が本当に困っていることへ答える入口を整えることです。すでに似た記事があるなら、新しく増やすより、内容をまとめて分かりやすくするほうがよい場合もあります。
2. サービスページへ進まないなら、文章とリンクを一緒に見る
トップページやブログは読まれているのに、サービスページへ進まない場合は、「読んだ後に何をすればよいか」が伝わっていない可能性があります。
文章だけ、ボタンだけを別々に直すのではなく、次の順で確認します。
文章で確認すること
- 誰のためのサービスか
- どんな不安や問題を整理できるか
- 制作物だけでなく、どこまで相談できるか
- まだ内容が固まっていなくても相談できるか
導線で確認すること
- 読み終わった場所に、自然な次のページがあるか
- 「詳しくはこちら」ではなく、移動先の内容が分かるか
- スマートフォンでもボタンを見つけて押せるか
- 同じ役割のボタンがページごとに違う言葉になっていないか
たとえば「詳しくはこちら」より「3つの制作プランを見る」、「お問い合わせ」より「まだ決まっていない内容を相談する」のほうが、押した後に何が起きるか想像しやすくなります。
3. サービスは読まれるのに相談へ進まないなら、不安が残っていないかを見る
サービスページまで読まれているなら、興味は持たれている可能性があります。それでも問い合わせページへ進まない時は、強い売り文句を足す前に、相談前の不安へ答えられているかを確認します。
特に小規模事業者や開業準備中の方は、次のような点で止まりやすくなります。
- 自分の規模でも相談してよいか
- 原稿や写真がなくても進められるか
- どのプランが合うか
- 費用が何によって変わるか
- 相談したら契約を急かされないか
- 公開後の修正や運用はどうなるか
すべてを長い説明で埋める必要はありません。制作実績、進め方、よくある質問、会社情報など、判断に必要なページへ短い説明付きでつなぐと、読む人が自分の順番で確認できます。
Bämのサービス・プラン一覧では、早く受け皿を整えたい場合、見せ方と導線から作り込みたい場合、小さくネット販売を始めたい場合に分けて案内しています。どれかに決めてから相談する必要はありません。
4. 問い合わせページで止まるなら、フォームの負担を確認する
問い合わせページは見られているのに送信されない場合、フォームの負担や説明不足を確認します。
- 最初から詳しい予算や仕様を必須にしていないか
- 相談内容に何を書けばよいか例があるか
- 必須項目と任意項目が分かるか
- スマートフォンで入力欄やエラー表示が見やすいか
- 営業時間や返信について、確認できる範囲の案内があるか
- 個人情報の扱いを確認できるか
項目を減らせば必ず問い合わせが増えるわけではありません。必要な情報を受け取れなくなると、相談後の確認が増えることもあります。入力の負担と、相談を始めるために必要な情報のバランスを取ります。
数字が分からない時は、目視でも確認できる
アクセス解析をまだ設定していなくても、次の順で自分のサイトを見てみると、迷いやすい場所を見つけられます。
- 検索結果やSNSの投稿から、目的のページを開く
- 最初の画面だけで、誰向けの何のサービスか確認する
- サービス、実績、会社情報へ迷わず進めるか確認する
- 問い合わせページまでスマートフォンで進む
- フォームに何を書けばよいか分かるか確認する
家族やスタッフなど、サービスを詳しく知らない人に見てもらうのも役立ちます。「分かりやすいですか」ではなく、「この会社は誰に何をしてくれると思いますか」「次にどこを押しますか」と聞くと、迷った場所が見つかりやすくなります。
GA4を使う場合も、見る順番は同じ
Google Analyticsでは、ページごとの表示やサイト内の行動を確認できます。また、問い合わせ完了のように事業上重要な行動を、キーイベントとして確認できます。
ただし、計測は設定しただけで終わりではありません。次の順番で見ると、改善する場所を絞りやすくなります。
- どの入口ページが見られているか
- 入口からサービスページへ進んでいるか
- サービスから問い合わせページへ進んでいるか
- 問い合わせ完了が記録されているか
専門的な設定が必要な場合は、無理に自分で触らず、現在の設定と見たい行動を整理してから相談します。計測方法の考え方は、GA4のイベント機能でサイト改善点を見る記事でも紹介しています。
一度に全部変えず、ひとつずつ確かめる
文章、色、写真、ボタン、フォームを同時に変えると、何が影響したか分かりにくくなります。
おすすめは、止まっている場所に近いものからひとつ変えることです。
- 入口が少ない: 検索結果の題名と冒頭文を、対象者の悩みに合わせる
- サービスへ進まない: 記事末のリンクを「何が分かるページか」まで書く
- 問い合わせへ進まない: 実績、進め方、費用が変わる条件への案内を足す
- 送信されない: 相談内容の入力例と、必須・任意を分かりやすくする
変更前の状態と、変更後に見る数字や反応を決めておくと、次の判断がしやすくなります。データが少ない時は、失敗と決めず「まだ材料不足」として観察を続けます。
小さな修正でよい場合と、作り直しを考える場合
次のような場合は、文章やリンクの小さな修正から始められることがあります。
- サービス内容は今の事業と合っている
- スマートフォンで問題なく読める
- 自分たちで更新できる
- 問い合わせフォームが動いている
- 必要なページはそろっている
一方で、次の問題が重なっている場合は、部分修正を続けるより、構成や仕組みから見直したほうがよいことがあります。
- 今の事業と掲載内容が大きく違う
- スマートフォン表示が崩れる
- 更新方法が分からない、または更新できない
- フォームやリンクの不具合がある
- ページを足すほど情報が探しにくくなる
作り直すかどうかは、見た目の古さだけで決めません。今あるホームページの問題点を調べる手順も使いながら、直せる部分と土台から変える部分を分けます。
Bämは、文章と導線を分けずに整理します
問い合わせが来ない理由は、文章だけ、デザインだけとは限りません。事業の強みが言葉になっていないこともあれば、必要な情報へ進む道が分かりにくいこともあります。
Bämでは、何を載せるか決まっていない段階から、今の事業、伝える相手、必要なページ、文章、問い合わせまでの流れを一緒に整理します。大きな作り直しが必要か、小さな改善から始められるかも、今のサイトを見ながら分けて考えます。
まずは制作実績で、事業ごとの見せ方を確認できます。相談内容がまだまとまっていない場合は、お問い合わせページで「今困っていること」から知らせてください。
よくある質問
文章とデザイン、どちらを先に直せばよいですか?
先に、どこで人が止まっているかを確認します。サービス内容が伝わっていなければ文章、次のページへ進めなければ導線、読みにくければデザインが優先です。複数の問題がある場合も、問い合わせに近い場所からひとつずつ直します。
問い合わせボタンを増やせば改善しますか?
ボタンを見つけられないことが原因なら役立ちます。ただし、対象者、進め方、費用が変わる条件、実績などの不安が残っている場合は、ボタンだけ増やしても相談しにくいままです。
アクセスが少なくても改善できますか?
できます。ただし、閲覧が少ない段階では問い合わせ率だけを判断できません。検索やSNSからの入口、対象者に合う題名、サービスページへのリンクを先に整えます。
まだ原因が分からない状態で相談してもよいですか?
はい。原因を決めてから相談する必要はありません。今のサイト、困っていること、分かる範囲の反応を確認し、文章、導線、仕組みのどこから見るかを整理します。
まとめ
ホームページから問い合わせが来ない時は、次の4段階で止まっている場所を探します。
- ホームページが見られているか
- サービスページへ進んでいるか
- 問い合わせページへ進んでいるか
- 問い合わせが完了しているか
入口で止まっているなら見つけてもらう情報、サービス前なら文章とリンク、問い合わせ前なら信頼材料、フォームで止まるなら入力負担を見直します。
原因を決めつけず、ひとつずつ確かめることが、遠回りに見えて一番整理しやすい進め方です。