美浜町で初めてホームページをつくるとき、原稿や写真を全部完成させてから相談する必要はありません。先に決めたいのは、誰に、何を、どこで、いつ、どのように買う・訪れる・頼むのかという五つです。分からない項目は、確認する人と期限を決めれば進められます。

この記事では、水産・飲食、店舗、建設や地域サービスを例に、最初の打ち合わせまでにあると助かる情報を整理します。書類が多い順ではなく、お客様が判断する順にそろえる方法です。

会社紹介より先に、ホームページの役目を一つ決める

「会社を知ってほしい」だけでは、載せる内容を選べません。来店を増やす、商品について電話で聞かれる質問を減らす、訪問サービスの対応範囲を伝える、採用前の説明をそろえるなど、公開後に起きてほしいことを一つ決めます。

美浜町の長期総合計画は、農業、水産業、商工業、観光を地域産業として扱っています。同じ町でも、お客様が求める情報は違います。海辺の写真と会社沿革を先に集めるのではなく、自社のお客様が連絡前に困っていることから考えます。

美浜町のホームページ制作内容を見ると、会社案内、店舗・サービス、採用、通販など目的別の形を確認できます。どれが合うか決まっていない場合も、今の問い合わせと増やしたい仕事から選べます。

誰に、何を、どこで、いつ、どう頼んでもらうか

最初に五つの質問へ短く答えます。「誰に」は、地域の方、町外から来る方、企業の担当者、求職者などです。「何を」は商品名だけでなく、購入、予約、見積り、採用応募といった頼んでほしいことです。

「どこで」は店舗、現場、訪問先、通販です。「いつ」は営業時間、予約受付、商品がある時期、対応までの日数です。「どう頼む」は電話、フォーム、来店、外部予約、通販のどれかです。この五つが分かれば、トップページに置く情報と次のページが見えてきます。

水産飲食、店舗、地域サービスでホームページへ載せる最低情報を分けた図
業種によって、購入・来店・相談前に必要な情報が変わります。

水産・飲食は、入荷と営業を分けて準備する

水産品では、魚種や商品名、量、加工、保存、価格の見せ方、予約、受け取り、発送を整理します。毎日同じ商品があるとは限らない場合、「常にあります」と書かず、入荷を確認する方法と更新日を示します。

飲食では、メニューの全品を用意する前に、何を食べられる店か、営業時間、休み、予約、席、駐車、支払いを確認します。季節で変わるメニューと、初めての方へ常に伝える店の考え方を分けます。

商品写真がまだない場合は、撮影日、入荷予定、撮る商品、包装、背景、担当者を決めます。古い写真を仮に使うなら、現在の商品と違う部分を一覧にし、公開前に差し替える期限を残します。

店舗は、来る前と着いた後の情報をそろえる

住所だけでなく、地図で迷いやすい分岐、駐車場所、入口、段差、予約の要否を確認します。Googleマップの登録名と会社名、看板名が違う場合は、検索する名前も決めます。電話番号は、営業中に実際に出られる番号を載せます。

営業時間は、通常、季節、予約制、臨時休業を分けます。ホームページ、Googleビジネスプロフィール、SNSのどこを先に直すかを決めないと、別の時間が表示されます。情報の元を一つにし、他の媒体はそこから更新します。

店内写真は広さを見せるだけでなく、商品を選ぶ場所、受付、待つ場所、支払いの様子が分かると安心です。人が写る場合は公開同意を取り、他のお客様や個人情報が写り込まない時間を選びます。

地域サービスは、依頼例と対応範囲を集める

建設、修理、介護・福祉に関わる事業、暮らしのサービスでは、専門的な業務名より、お客様が使う言葉で相談例を集めます。電話でよく聞かれること、受けられないこと、現地確認が必要なことを書き出します。

対応地域は「近隣一円」で終わらせず、通常対応する範囲、条件により相談できる範囲、出張費が変わる条件を確認します。法令、資格、許認可が関わる仕事は、公開してよい名称と現在の状態を事業者自身が最終確認します。

料金を固定できない場合も、見積り前に必要な情報、現地確認の有無、最低料金、別料金になりやすい条件を説明できます。正確な金額を無理に載せるより、何を伝えれば見積りが進むかを示します。

現在使っている資料を、正しさで分ける

会社案内、名刺、商品一覧、料金表、営業資料、求人票、SNS投稿、写真を集めます。ただし、集めたものをそのまま公開するのではありません。現在も正しい、確認が必要、社内だけ、使わないの四つへ分けます。

数字は、価格、時間、対応地域、人数、創業年、資格、商品数を確認します。表記は会社名、商品名、住所、電話、受付時間をそろえます。担当者によって違う答えが出る項目は、最終確認者を一人決めます。

実績やお客様名を載せる場合は、公開許可を確認します。許可が取れない仕事も、対象、困りごと、対応範囲、工夫を匿名で説明できるか検討します。事実を変えたり、成果を推測したりしてはいけません。

誰に、何を、どこで、いつ、どう頼むかを整理する手順の図
五つの質問へ答えると、必要なページと原稿が見えてきます。

未確定情報は、空欄ではなく確認予定にする

制作開始時に決まっていないことがあっても問題ありません。未確定項目ごとに、情報の元、確認する人、期限、公開後に変わる可能性を記録します。推測で文章を埋めることだけは避けます。

例えば、来季の商品の受付日は販売担当、採用条件は経営者と現場、対応地域は営業担当が確認します。決まる時期が公開後なら、初回は問い合わせ案内だけにし、後から入力欄へ追加する方法があります。

制作会社との確認では、構成、デザイン、公開前の三段階で大きな判断をまとめます。細かい修正を毎回全員へ回すのではなく、社内の確認者と最終承認者を分けると進みやすくなります。

最初のページ構成は、お客様の質問順に並べる

会社の歴史や組織図からページを考えると、初めての方が知りたい情報へ届きにくくなります。トップページを入口に、商品・サービス、選ばれる理由、料金や条件、利用の流れ、実績、質問、会社情報、問い合わせへ進む順番を考えます。

水産品を店頭で販売するなら、商品一覧、入荷案内、店舗、予約・取り置き、保存や受け取りの質問が候補です。地域サービスなら、依頼例、対応地域、作業の流れ、料金の考え方、実績、相談前の準備が候補です。業種名が同じでも、実際の受付方法でページは変わります。

一つのページへ全部を詰め込むか、分けるかは文章量だけで決めません。検索から直接見られる必要がある、担当者が別々に更新する、一覧と詳細を見比べる、といった理由があれば分けます。初回に情報が少ない項目は、無理に独立させず一つのページ内で説明できます。

問い合わせ先が複数ある会社は、商品、サービス、採用をどこへ送るか決めます。電話番号を並べるだけでは迷うため、相談内容ごとに「この場合はこちら」と示します。受付後に社内で転送する方法なら、フォーム項目を増やし過ぎず一つの窓口にできます。

写真は、撮れる物より伝える役割から選ぶ

写真の候補を、商品、仕事、場所、人、安心の五つに分けます。商品は大きさや状態、仕事は工程と道具、場所は入口と駐車、人は担当者と働く様子、安心は清潔さや安全確認などです。一枚で全部を表そうとせず、ページごとの役割を決めます。

美浜町らしい海辺の風景は、地域の印象を伝える補助になります。しかし、風景だけではどんな商品を買え、どんな仕事を頼めるか分かりません。風景を撮る日と、商品や仕事が実際に見える日を分け、必要なら予備日を用意します。

人物を載せるときは、誰を何の役割で見せるか、退職や異動時に差し替えるか、どこまで使用するかを確認します。お客様や取引先、通行人が写る写真は、公開同意がないまま使いません。制服、名札、書類、車両番号の写り込みも撮影後に確認します。

写真撮影を依頼しない場合も、スマートフォンで撮る位置、光、向き、必要な解像度を制作会社へ聞きます。縦写真しかないとパソコンの横長画面で切れやすいため、同じ場面を横と縦で撮る方法があります。加工し過ぎず、実際の商品や場所と違って見えないことを優先します。

三か月から四か月の制作予定を社内にも入れる

Bämの標準的な制作期間は約3〜4か月です。相談と見積りのあと、構成と原稿、デザイン、WordPress制作、公開前確認へ進みます。依頼者側にも、資料提出、取材、撮影、文章確認、最終承認の時間が必要です。

繁忙期、商品の旬、採用開始、店舗改装など動かせない予定を最初に伝えます。公開日だけを先に固定し、撮影できる日や確認者の予定を後回しにすると、必要な写真や文章を減らすことになります。公開の目的から逆算し、間に合わない項目は初回と追加に分けます。

社内では、制作会社との連絡担当、内容の確認者、最終承認者を決めます。担当者一人がすべての事実を知っている必要はありません。質問を各担当へ渡し、回答を一つにまとめる期限を決めれば進められます。

公開後に自社で更新する人は、制作中から入力画面を確認します。営業、入荷、採用のどこを直すか、画像サイズ、公開日、掲載終了日を実際に試します。操作説明を受ける人が公開後の担当と同じなら、引き継ぎ漏れを減らせます。

最初の打ち合わせへ持っていく確認表

  • ホームページで増やしたい購入・来店・相談・応募は何か
  • 主なお客様は地域の方、町外の方、企業、求職者のどれか
  • 商品・サービス・職種のうち、最初に詳しくするものは何か
  • 店舗、作業場、商品、人物の写真は現在使えるか
  • 住所、電話、営業、料金、対応地域の最終確認者は誰か
  • 予約・問い合わせを誰が受け、いつまでに返すか
  • 公開後に変わる入荷、営業、採用を誰が直すか
  • 公開希望時期と、間に合わない場合に後から追加する情報は何か

資料がそろっていない欄には「未定」と書き、確認する人だけ決めます。制作会社が質問を整理し、必要なページと原稿を提案する範囲も見積り時に確認します。

費用と制作範囲は「美浜町の店舗・地域サービス向けホームページ制作費と見積り項目」、水産品の情報は「美浜町の水産品を旬・入荷・買い方まで分かりやすく伝える方法」で詳しく扱います。公開前にリンク先を確認してください。

初めての制作では、準備が足りないことより、何を決めればよいか分からないことが負担になります。Bämのコーポレートサイト制作では、会社のことを伺い、構成と原稿からご提案します。まずは無料相談で、今分かっていることだけお聞かせください。

参考資料