九度山町で果物や店舗を初めてホームページへ載せる前に決めたいのは、立派な原稿ではなく「誰に・何を・いつ・どこで・どう受け付けるか」の5項目です。この5項目が分かれば、販売時期、受け取り、場所、予約、連絡先をページへ並べられます。写真や価格が一部決まっていなくても、確認する人と日を決めれば制作を始められます。
この記事では、果樹農家、直売、贈答、飲食、体験、観光、地域サービスを営む方へ、初めてのホームページ準備を説明します。専門的な企画書や完成原稿は必要ありません。普段の注文票、営業予定、地図、写真、よくある電話を材料に、最初に公開する内容と後から足す内容を分けます。
5項目は、お客様が決める順番で考える

最初から「トップ、会社概要、サービス、問い合わせ」とページ名を並べると、必要な説明が抜けます。お客様が何を知り、どこで迷い、最後に何をするかを先に考えます。果物を贈りたい方、店へ行きたい方、体験を予約したい方、生活サービスへ相談したい方では、確かめる順番が違います。
九度山町は、町公式ページで果樹栽培を中心とする農業を主産業として紹介し、町内に南海電鉄の駅が4駅あることも案内しています。町外へ商品を送る事業と、駅・車で来てもらう事業を一つの説明へ混ぜず、買う方と訪れる方の入口を分けることが大切です。
1. 誰に見てほしいかを、一番多い相談から決める
「できるだけ多くの人」では、何を先に書くか決まりません。今よく買う方、これから増やしたい方、電話で同じ質問をする方を思い浮かべます。家庭で食べる柿を探す方と、贈答用の箱を探す方では、価格、見た目、等級、発送時期の重みが違います。
店舗・体験なら、近隣から車で来る方、電車で初めて来る方、家族連れ、団体など、実際の利用が多い順に考えます。地域サービスなら、本人、家族、会社の担当者の誰が相談するかを分けます。「どんな人にも対応できます」と広げるより、最初の一人が安心できる説明をつくるほうが伝わります。
顧客像を難しい資料にする必要はありません。「大阪から電車で来る、初めての方」「11月に贈答用を電話注文する方」のように、地域、時期、目的を一文で書きます。違う相手が三種類以上いる場合は、ページや入口を分けることを検討します。
誰が多いか分からないときは、直近一か月の電話、注文、来店を十件だけ振り返ります。どこから来たか、何を聞かれたか、最後に購入・予約したかを個人が分からない形で数えます。SNSの反応だけで決めず、実際に売上や相談へつながった相手を優先します。これから増やしたい相手は、現在のお客様と分けて書きます。
2. 何を選べるかを、違いが分かる単位に分ける
商品やサービスは、名前を並べるだけでは選べません。果物なら、品種、家庭用・贈答用、内容量、販売時期、味や食感、受け取り、発送の違いを整理します。店舗なら、メニュー、料金、利用時間、予約の要否。体験なら、内容、所要時間、対象、持ち物、雨天時。地域サービスなら、できること、対応地域、料金の目安、依頼の流れです。
| 事業 | お客様が最初に比べること | 事業者が確かめること |
|---|---|---|
| 農園・直売 | 品種、用途、時期、受取・発送 | 在庫、価格、受付期間、箱 |
| 店舗・飲食 | メニュー、料金、営業、場所 | 提供日、予約、支払い、駐車 |
| 体験 | 内容、所要時間、対象、料金 | 定員、持ち物、雨天、取消 |
| 地域サービス | 対応内容、地域、費用、相談方法 | 受付条件、訪問範囲、日程 |
全部を細かく分ける必要はありません。説明、価格、受付方法が同じなら一つにまとめられます。違うのに同じページへ入れると、購入者が条件を取り違えます。普段の電話で「どれを選べばよいですか」と聞かれる項目が、ページを分ける候補です。
載せない情報も決めます。仕入れ先との契約、個別の卸価格、公開できない製法、顧客名などは、ホームページへ載せる必要がありません。一般の方へ公開する事実、問い合わせ後に説明する内容、社内だけで使う情報の三つに分けます。迷う項目は、経営者と現場担当が公開前に確認します。
3. いつ買える・利用できるかを、終了時まで決める
季節商品は、販売開始日だけでなく、予約、販売中、売り切れ、発送終了、翌年案内を決めます。収穫状況で日付が動く場合は、「何月上旬予定」「準備ができ次第お知らせ」のように、確定している範囲を伝えます。昨年の日付が残らないよう、更新担当と確認日も決めます。
店舗・体験では、通常営業、季節営業、定休日、臨時休業、予約締切を分けます。天候や作業で変更する場合、ホームページ、Googleビジネスプロフィール、SNSのどこを先に直すかを決めます。営業情報が三か所で違うと、来店前の不安と電話確認が増えます。
公開希望日も、商品の準備と撮影時期から逆算します。販売開始直前に全部をつくると、確認とテストが不足します。基本情報を先に公開し、季節写真と販売条件を後から加える方法もあります。更新前提で公開日を組むと、撮れない季節を待たずに進められます。
一年の予定表には、公開日だけでなく確認日を入れます。予約開始の二週間前に価格と箱を確認し、一週間前に注文テスト、開始日に在庫表示を確認するように、作業を分けます。売り切れたときの文章と、翌年の案内を先につくっておけば、忙しい日に考え直す必要がありません。
4. どこで受け取る・利用するかを、初めての方へ説明する
住所と地図だけでは、入口や駐車場所が分からないことがあります。利用しやすい駅、徒歩の目安、車で曲がる場所、駐車できる台数、道幅、受付場所を確認します。店名と看板が違う、農園と受取場所が離れている、カーナビが別の道を示す場合は、写真と短い説明を用意します。
商品発送では、店へ来る説明とは別に、配送地域、送料、発送時期、受取日時、同梱条件を決めます。直売だけ、発送だけ、両方という選択肢を混ぜないようにします。地域サービスは、訪問できる市町村、出張費、現地確認の要否を示すと、対応外の問い合わせを減らせます。
場所の写真を撮るときは、建物だけでなく、お客様の視点から入口、分岐、駐車、受付を順に撮ります。写りの良さより、迷わないことを優先します。私有地、近隣の家、車両番号、通行人が写る場合は掲載許可とぼかしの要否を確認します。
案内を公開する前に、場所を知らない人へスマートフォンだけを渡して入口まで進んでもらうと、不足が見つかります。地図のピンが建物裏に付いていないか、曲がり角の目印が今もあるか、駐車場所が営業車で隠れないかを確認します。階段や段差がある場合は、利用前に分かるように伝えます。
5. どう受け付けるかを、対応できる方法へ絞る
電話、フォーム、メール、SNS、通販、予約システムを全部置くと、確認先が増えます。営業時間中に電話へ出られるか、フォームの通知を誰が見るか、SNSのメッセージを注文として受けるかを決めます。使い続けられる方法を一つ主な受付にし、補助の連絡先を明確にします。
フォームには、名前と連絡先だけでなく、相談内容を判断する最低限の項目を入れます。ただし、初回から長い入力を求めないようにします。体験なら希望日・人数・年齢、地域サービスなら場所・希望内容、商品なら品名・数量・受取方法など、返事をするために必要な項目へ絞ります。
問い合わせ後の返事も準備します。自動返信には、受付できたこと、通常の返事までの時間、急ぎの場合の連絡先を入れます。フォームの通知が迷惑メールへ入らないか、担当者が休みのとき誰が見るか、営業メールや迷惑送信を減らす対策があるかを確認します。個人情報は、返事に必要な範囲だけ受け取ります。
通販では、注文後の通知、在庫、決済、送り状、発送連絡まで確認します。食品表示、特定商取引法に基づく表示、許認可、返品条件は、事業者または専門家が最終確認します。制作会社は表示場所と文章を整えられますが、商品の事実と法律上の判断を代わりに決めるものではありません。
原稿と写真は、普段使っている資料から集める
新しい企画書を最初につくる必要はありません。商品ラベル、箱、価格表、注文票、営業カレンダー、求人票、パンフレット、SNS、よくある質問を集めます。古い資料は捨てず、「今も正しい」「変更する」「掲載しない」に分けます。口頭でしか説明していない内容は、制作担当が聞いて原稿にします。
写真は、商品、作業、場所、人の四つに分けます。商品写真だけでは、どこでつくられ、どう届き、どこへ行けばよいかが伝わりません。果樹は撮れる季節が限られるため、過去写真を確認し、今年撮る場面と翌年追加する場面を決めます。撮影できない画像を無関係な素材で代用しないようにします。
資料は「正しいか」だけでなく「新しいか」を見ます。価格表、営業時間、電話番号、担当者、振込先、配送会社が変わっていないかを確認し、確認した日を記録します。パンフレットとSNSで表現が違う場合は、どちらかをそのまま写さず、現在の説明を一つに決めます。

未確定の価格や営業日は、空欄のままにせず、誰がいつ決めるかを進行表へ書きます。ホームページ全体の制作を止めず、確定後に差し替える場所を明確にします。公開前には、名称、住所、電話、価格、日付、リンク、フォームの通知先を一つずつ確認します。
最初に完璧を目指さず、更新できる形で始める
初めてのホームページでは、将来必要になりそうなページを全部つくらないようにします。まず、会社・店の事実、商品・サービス、場所、営業、受付を公開し、実際の質問を見ながら事例、よくある質問、求人、記事を増やします。更新する人が使える画面と、公開後の相談先を用意することが大切です。
Bämでは、原稿やページ数が決まっていない段階からお話を伺い、必要な内容をご提案します。制作期間は約3〜4か月で、大きな修正は構成・デザイン・公開前の三段階を通して全体で3回までです。相談前に5項目が全部決まっていなくても、未確定の項目を一緒に整理できます。
最初の打ち合わせには、完璧な資料ではなく、今使っているものをそのままお持ちください。商品一つ、営業予定、地図、よくある質問があれば、誰へ何を伝えるかを考えられます。足りない写真や文章は、制作の予定へ組み込みます。決まっていないことを隠さず共有するほうが、不要なページや後戻りを減らせます。
九度山町のホームページ制作については、地域の事業に合わせた制作内容をまとめています。費用を確認する方は小さな事業の制作費と必要ページ、古い情報を直す方は営業時間・販売情報の見直し方もご覧ください。会社や農園の基本情報をまとめる内容はコーポレートサイト制作で確認できます。準備が途中でも無料相談からお話しいただけます。
参考資料
- 九度山町「九度山町について」(2026年8月24日確認)
- 九度山町「産業振興課」(2026年8月24日確認)
- 九度山町過疎地域持続的発展計画(2026年8月24日確認)
- 消費者庁「特定商取引法」(2026年8月24日確認)