かつらぎ町の農園や会社のホームページで、昨年の販売時期、売り切れた商品、古い価格が残っているなら、まず「今日直す情報」と「次の販売前に直す情報」を分けます。見た目をすべて変える前に、注文や問い合わせを迷わせる箇所、スマートフォンで使いにくい箇所、安全管理が止まっている箇所を確かめると、部分修正で済むのか、つくり直すべきか判断できます。

この記事では、果物の販売情報が古くなったホームページを例に、確認する順番、三段階の直し方、リニューアルの判断基準を説明します。農園だけでなく、食品加工、製造、店舗、採用情報を載せる会社にも使える点検方法です。

点検日と確認した人を残しておくと、翌年も同じ順番で見直せます。

最初に、注文や来店を間違わせる情報を直す

古いホームページを見つけたとき、最初に色や写真を変える必要はありません。営業日、電話番号、販売場所、価格、送料、注文方法、受付中の商品を確認します。見た方が、その情報を信じて来店・注文・問い合わせをする箇所から直します。

果物の場合は「今年も同じ時期に買える」と思われやすいため、昨年の予約開始日や発送予定を残したままにしません。今年の予定が決まっていなければ、古い日付を消し、「今年の受付予定は○月にお知らせします」のように、次に確認できる時期を示します。売り切れ商品は、購入ボタンだけでなく、商品一覧、特集、トップページからも受付終了が分かるようにします。

  • 電話、住所、営業時間、休業日が現在と合っているか
  • 受付中・予約前・売り切れ・発送終了を区別しているか
  • 価格、内容量、送料、支払方法が注文画面まで一致しているか
  • 対応していないFAX、古いメール、閉じたSNSへ案内していないか
  • 採用情報や会社の代表者、設備、対応範囲が現在と合っているか

かつらぎ町の果物は、品種ごとに時期と販売状態を確認する

かつらぎ町は、公式サイトで柿、桃、梅、スモモ、ぶどうなどの果樹を地域の産業として紹介しています。ただし、実際の品種、収穫時期、販売量、発送方法は農園ごと・年ごとに異なります。「果物販売中」という一つの表示ではなく、商品ごとに今年の状態を確認します。

確認する情報古いままのときに起きること直し方
予約開始日受付前に注文や電話が集まる今年の予定と告知日を分ける
収穫・発送時期届く日を誤解される目安と天候による変動を示す
品種・規格現在ない商品を選ばれる今年扱う商品だけを受付状態にする
価格・送料注文後に金額が変わる一覧、詳細、カートを同日に更新する
売り切れ買えると思って操作が続く受付停止と次回案内を同時に出す

更新前には、ホームページだけでなく、Googleビジネスプロフィール、SNS、通販モール、印刷物も見ます。ホームページだけ新しくても、別の場所に古い営業時間や電話番号が残れば、お客様は迷います。名称、住所、営業時間、電話、URLは一枚の確認表にまとめ、同じ日に直せるようにします。

同じ商品が複数のページに載っている場合は、検索窓やサイト内検索も使って、商品名、旧価格、昨年の日付を探します。トップページだけ直しても、検索から古い商品ページへ直接来る方がいます。古いページを消すときは、単に404にせず、今年の商品や一覧へ案内できるかを確認します。

電話で受けた質問も点検材料です。「今年はいつからか」「店で受け取れるか」「贈答用はあるか」と何度も聞かれるなら、ホームページで答えが見つかりにくい可能性があります。問い合わせを減らすことだけを目的にせず、電話する前に必要な条件を分かるようにします。

三段階に分けると、必要以上のつくり直しを防げる

古いホームページを今すぐ直す項目と次回販売前に直す項目へ分ける図
誤注文や連絡不能は今すぐ、説明と写真は次の販売前、構造上の問題はリニューアル検討へ分けます。

すべての問題を一度に直そうとすると、販売時期に間に合わなくなることがあります。第一段階は、誤注文、誤来店、連絡不能、個人情報、安全に関わる問題です。第二段階は、次の予約・販売・採用が始まる前に直す説明や写真です。第三段階は、ページ構成、デザイン、更新方法からつくり直す検討です。

例えば、価格だけが古く、WordPressの管理画面から安全に変更できるなら、全体をつくり直す必要はありません。一方、同じ情報が複数ページに散らばり、スマートフォンでは読めず、担当者が更新できず、システム更新も止まっているなら、部分修正を重ねるよりリニューアルしたほうが、その後の管理が分かりやすくなります。

直す項目には、担当者と完了日も記録します。販売担当が商品情報を確認し、経理が価格と送料を確かめ、制作担当が画面へ反映し、最後に注文担当が実際の流れを試す、というように役割を分けます。一人がすべてを見る場合も、確認した日を残せば翌年の点検に使えます。

スマートフォンでは、見た目より先に操作を試す

購入者や求職者がスマートフォンで見ることを前提に、実際の端末で商品を探し、電話し、地図を開き、フォームを送るところまで試します。文字が小さい、ボタンが近い、固定ボタンが本文を隠す、横へはみ出す、画像が重いといった問題は、パソコン画面だけでは見落とします。

  • 最初の画面で、何の会社・農園か分かるか
  • 商品一覧から詳細、注文まで戻らず進めるか
  • 電話番号や相談ボタンを押し間違えないか
  • 入力欄とエラー文が読め、送信完了が分かるか
  • 画像が表示されるまで長く待たされないか
  • 320px程度の小さな画面でも横へはみ出さないか

フォームは自社宛ての通知だけでなく、お客様への自動返信、迷惑メール判定、送信記録も確認します。電話番号や注文内容を本番の個人情報で試さず、テスト用の情報を使います。公開後も、月に一度は主要な問い合わせ方法を実際に試します。

画面を試すときは、家族や社内の人に「この商品を探して予約方法を確認してください」と頼むと、制作に関わった人が気づかない迷いを見つけやすくなります。操作を説明せず、止まった場所、押そうとした箇所、分からなかった言葉を記録します。専門用語や社内だけで通じる商品名も言い直します。

SSL、WordPress、バックアップは内容更新と分けて確認する

販売情報を新しくしても、ホームページの仕組みが古いままでは安心できません。URLが「https」で始まるか、WordPress本体・テーマ・プラグインが管理されているか、不要な管理者が残っていないか、外部バックアップから戻せるかを確認します。

販売情報とホームページの安全管理を別々に確認する図
商品の内容更新と、WordPress・サーバー・バックアップの管理は担当と確認日を分けます。

WordPressには自動更新の仕組みがありますが、更新を有効にするだけで管理が完了するわけではありません。更新後の表示、フォーム、通販、管理画面を確かめ、問題があれば戻せるバックアップが必要です。商品・営業時間などの内容更新と、WordPress・サーバーの保守は、担当と確認日を分けます。

制作会社へ保守を頼んでいる場合は、月額費用だけでなく、何をどこまで見てもらえるかを確認します。Bämの保守・管理は月額2万円で、月3時間までの軽微な更新、バックアップ、ドメイン、サーバー、WordPressの管理を含みます。商品登録、ページ追加、新機能、撮影、記事制作などは別見積りです。

管理者アカウントは、退職者や以前の制作会社のものが残っていないか確認します。共有パスワードを使わず、一人ずつ必要な権限だけを持たせ、管理者は二段階認証を使います。更新前後には、トップページだけでなく、商品、問い合わせ、ログイン、バックアップを一組として確かめます。

アクセス数だけでなく、迷った場所を見つける

リニューアル前には、見られているページ、検索に表示されている言葉、問い合わせや注文へ進んだ数を控えます。新しくした後に比較できるよう、GA4やSearch Consoleなどの計測が動いているか確かめます。数字が取れていない場合も、電話やメールで何を尋ねられるか、注文の途中でどこを説明しているかを記録します。

「アクセスが少ないから全部変える」と決めず、検索で見つからないのか、見つかっても内容が伝わらないのか、注文方法で離れているのかを分けます。Googleは、検索順位だけを狙って文章を増やすのではなく、読者が目的を達成できる、有用で信頼できる内容を重視する方針を示しています。町名を繰り返すより、今年の商品、時期、買い方、相談方法へ正確に答えます。

部分修正かリニューアルかは、三つの質問で決める

第一に、今のホームページで必要な情報を一か所へ整理できるか。第二に、担当者が販売や採用の時期に更新できるか。第三に、安全管理と計測を継続できるか。この三つが満たせるなら、優先部分の修正から始められます。満たせない場合は、ページ構成と更新方法から見直します。

状態向いている対応
情報は正しく、数か所だけ直したい軽微な更新・保守
商品や事業が増え、説明が散らばった構成と主要ページの見直し
スマホ、フォーム、安全管理に複数の問題があるリニューアルを含めて調査
通販や採用など新しい目的を追加したい必要な機能と運用を先に設計

見積りでは、直すページ、残すページ、写真・原稿、商品移行、フォーム、計測、公開後の管理を分けてもらいます。完成見本の好みだけでなく、販売前に間に合う進め方と、公開後に自社で続けられる範囲を確認します。

つくり直す場合も、今のホームページで検索されているページや、取引先がブックマークしているURLを不用意に変えません。URLを変えるページは新しいページへ転送し、検索結果、名刺、メール署名、Googleビジネスプロフィールのリンクも更新します。公開前に新旧URLの対応表をつくります。

毎年同じ問題を繰り返さない更新表をつくる

直した後は、開花、予約開始、販売、売り切れ、発送終了、翌年準備の時期を年間表へ入れます。各項目に、更新する人、確認する人、素材を用意する日を置きます。収穫の直前に初めて写真や価格を集めるのではなく、決まる時期に合わせて少しずつ用意します。

年間の更新方法はかつらぎ町の収穫・販売に合わせたホームページ更新計画、初めて整理する情報はかつらぎ町で初めてホームページをつくる前の準備で詳しく説明します。

かつらぎ町のホームページ制作についてでは、現在のページを残せるか、どこから直すかもご相談いただけます。安全管理と軽微な更新は保守・管理、全体を見直す場合はコーポレートサイト制作をご覧ください。まだつくり直すと決めていない段階でも、無料相談で今困っていることをお聞かせください。

参考資料