地域ブランドに認定された商品と、お店で企画した新しい商品を、同じホームページで紹介したい。そう考えたとき、商品一覧を「認定品」と「オリジナル品」に分けるだけでは、説明しにくいことがあります。お店のオリジナル商品が認定を受けている場合もあるためです。
認定についての情報と、誰がどのように企画したかという情報は、それぞれの商品に添えて伝えましょう。認定の対象をはっきりさせながら、味や使う場面、作り手の工夫も紹介すれば、どちらの商品も自分に合うか考えて選んでいただけます。
認定とお店の企画は、別の情報として伝える
交野市の「カタノのチカラ」認定商品の紹介では、商品名、紹介文、事業者を組み合わせて掲載しています。同じ事業者の品でも商品ごとに紹介されており、ホームページでも、どの品についての認定なのかが分かる置き方を考えられます。
自店のページで伝える「オリジナル」は、店が企画したことや、独自の組合せを考えたことなど、商品づくりに関する説明です。一方、地域ブランドの認定は、その制度で認定された商品についての情報です。二つは同じ種類の分類ではないので、一つの商品が両方に当てはまることがあります。
ここからは、自店で企画した焼菓子を販売する架空のお店を例にします。定番の蜂蜜菓子は地域ブランドの認定を受けており、もう一つの新作サブレは認定を受けていない、という設定です。どちらも店が考えた商品ですが、認定の説明を添えるのは蜂蜜菓子のほうです。

この店では、蜂蜜菓子を「地域ブランド認定商品」と紹介し、その近くに「当店で企画した蜂蜜の焼菓子」とも書けます。新作サブレは「当店で企画した新作サブレ」として、味や食感を伝えます。
商品一覧には、それぞれを選ぶ理由を添える
最初の商品一覧は、お客様が中身を見比べられる構成にします。写真、商品名、味や食感の短い説明、価格などを同じ順序で置き、認定については対象商品のそばに添えます。店全体の大きな見出しに認定を掲げるより、どの商品に関する説明かが伝わりやすくなります。
例の店なら、蜂蜜菓子には「蜂蜜の香りを楽しむ、しっとりした焼菓子」、新作サブレには「お茶の時間に少しずつ楽しめる、軽い口当たりのサブレ」といった説明を添えられます。実際には、それぞれの商品について店が確かめた味や用途を使います。
新作サブレの魅力を紹介する場所に、大きく「未認定」と書く必要はありません。認定の説明を対象商品の近くに置き、共通の見出しを「当店の焼菓子」などにすれば、一覧全体が認定品であるように見せずに、両方の商品を自然に並べられます。

商品数が少ないなら、認定の有無でページを分ける前に、同じ一覧で説明をそろえるところから始められます。種類が多く、認定商品を探している方へまとめて案内したい場合には、認定商品の特集を別に用意する方法もあります。その場合も、各商品の詳しい説明へ進めるようにし、特集の外にある商品も味や用途から探せる形にします。
写真の扱いもそろえます。片方だけ大きな写真や長い紹介を置くと、選ぶための情報量に差が出ます。同じくらいの大きさで実物と包装を見せ、商品の特徴に応じて説明を添えれば、認定を知りたい方も、おいしそうな品を探す方も読み進めやすくなります。
商品詳細で、認定の説明と作り手の説明を読み分けられるようにする
蜂蜜菓子の詳細ページには、正式な商品名とともに、どの地域ブランドの認定を受けているかを短く記載します。詳しい制度を知りたい方には、市の紹介ページなど、対象を確かめられる資料へ案内します。商品の味や購入方法を知りたい方が、制度の説明を長く読まなくても済む配置にします。
交野市の募集案内では、認定されるとブランドロゴマークの使用が許可されると説明されています。実際のページで認定ロゴを使うときは、お店が受け取った許可や使用の資料をもとに、掲載する商品と使い方を確かめます。お店自身のロゴと認定ロゴは役割が異なるため、並べる場合も何を示す印か分かる位置に置きます。
作り手の説明は、別の短い段落で伝えます。「当店で企画し、店内で焼き上げています」「当店で味を企画し、製造は協力工房が担当しています」など、実際の役割に合う言葉を選びます。オリジナルという言葉だけでは、企画と製造のどちらをお店が担ったかまでは分からないためです。
新作サブレも同じように、なぜその味や形にしたか、どう楽しんでいただきたいかを説明します。認定の説明がない分を長い物語で埋める必要はありません。「小さな袋で持ち歩けるようにした」など、実物を見ながら確かめられる工夫があれば、その写真と一緒に伝えられます。
両方を同じページで紹介する場合は、商品ごとのまとまりをつくり、それぞれの写真と説明を近くに置きます。認定の説明が二商品の中間に浮いていると対象が曖昧になるため、蜂蜜菓子のまとまりの中へ入れます。大きな注意書きを追加するより、説明の位置を直すことで読みやすくなる場合があります。
二つの商品を並べた構成で、必要な改修を相談する
制作会社に相談するときは、認定商品と新作の商品写真、現在の商品説明、認定を確認できる資料、企画と製造の関係が分かるメモを持ち寄ります。完成した文章がなくても、どの情報を共通にし、どの説明を商品ごとに添えるかを話し合えます。
構成案では、まず二つの商品を同じ画面に並べてもらいましょう。どちらも何の商品か分かるか。認定の説明が対象の品に結びついているか。お店が企画したことは両方で伝わるか。商品を知らない方の立場で読むと、見出しや説明の位置を決めやすくなります。
商品ごとに文章を編集できるホームページなら、見出しと短い紹介文、写真の並べ方を整えるところから対応できます。一覧の全商品に同じ認定表示が出てしまう場合は、商品に応じて説明を添えられる形へ変えることも相談します。まず見せたい二商品の構成を決めると、必要な変更を具体的に伝えられます。
Bämでは、お手元の資料やお話から、ホームページに載せる内容と構成を整理します。認定された品も新しいオリジナル品も丁寧に紹介したい方は、交野市のホームページ制作・改善のご案内をご覧ください。それぞれの商品の良さと、その説明が指す範囲を、分かりやすい言葉と配置に整えていきます。
参考資料
- 交野市:交野ブランド「カタノのチカラ」認定商品について(2026年2月13日更新)
- 交野市:交野ブランド「カタノのチカラ」商品を募集(2020年3月30日更新)
- Bäm:コーポレートサイト制作