自社の求人をGoogleの求人検索機能に届けたいときは、構造化データのコードより先に、募集内容が正確で、求職者が応募できる求人ページを整えます。JobPostingはその内容を検索エンジンへ伝えるための形式です。設定すれば掲載や応募増が保証されるわけではありません。この記事では、掲載対象になるページの作り方、設定・検証、募集終了後の管理を順に整理します。

まず確認:JobPostingを付けるページ

対象は、実際に募集中の一つの求人を詳しく説明するページです。職種一覧や会社全体の採用トップにまとめて付けるものではありません。求人の仕事内容、応募条件、勤務地、雇用形態、給与など、求職者が判断する情報をページ上でも読めるようにし、応募方法を明示します。構造化データの値と画面に見える内容を一致させてください。

募集職種が少ないなら会社サイト内の採用ページ、複数職種を継続して募集するなら独立した採用サイトなど、先に情報の置き方を決めます。求人媒体は発見の入口として併用できます。Bämの求人・採用サイト制作の内容では、仕事内容・職場・条件・応募方法を整理する流れと現行の制作費を確認できます。

公開前にそろえる情報

  • 募集の実態:職種名、仕事の内容、応募資格、勤務時間、勤務地、雇用形態、給与、応募方法を人事担当と確認する。
  • ページ:一求人ごとに求職者が読めるURLを用意し、ログイン不要で詳細と応募方法へ到達できるようにする。
  • 更新担当:掲載開始日、募集終了日、採用充足時の停止判断を誰が更新するか決める。
  • 実装範囲:既存CMSで求人ごとに情報を更新できるか、ページ制作や応募導線の整備も必要かを切り分ける。

JobPostingを設定する手順

1. 求人ページを完成させる。 構造化データだけで仕事内容を補うことはできません。求職者に見える本文と応募方法を先に整え、公開する求人だけを対象にします。

2. CMSの求人項目からJSON-LDを生成する。 GoogleのJobPosting公式資料で最新の必須・推奨プロパティを確認します。たとえば職種名はtitle、仕事内容はdescription、最初の掲載日はdatePosted、雇用主はhiringOrganization、実際の勤務地はjobLocationで表します。実在する求人の値を使い、給与や所在地を推測で埋めないでください。identifierやemploymentTypeを全件必須と決めつけず、現在の要件を求人の条件ごとに確認します。

3. 終了日と在宅勤務を条件に合わせる。 募集に期限がある場合はvalidThroughを正しい日付で設定します。期限がない・不明な求人に架空の終了日を入れません。完全在宅の求人でjobLocationTypeを使う場合は、応募できる国・地域など、Googleが求める条件も確認します。ときどき在宅勤務ができるだけの求人を完全在宅として登録しないでください。

4. 公開前に検証する。 Googleのリッチリザルト テストで対象URLを確認し、エラーを修正します。実際の画面とマークアップの値、スマートフォンでの表示、応募先までの動作も点検します。公開後はSearch Consoleの求人関連レポートやURL検査で、Googleが確認した状態を読み取ります。テスト合格は検索結果への掲載確約ではありません。

募集終了時は求人ページとデータを一緒に更新

採用が決まったり募集を停止したりしたら、応募画面だけを閉じて古いJobPostingを残さないようにします。Googleは、期限切れのvalidThrough、求人ページの削除、またはJobPostingの削除など、募集終了を正しく示す方法を案内しています。自社のCMSと求人の運用方法に合う方法を選び、表示ページと応募先も一致させます。終了を放置すると、求職者を受け付けていない募集へ案内してしまいます。

効果は「検索で見られた数」と「実際の応募」を分けて確認

公開後は、対象求人ページの検索表示・クリック、ページ到達、応募開始、応募完了を同じ期間で確認します。面接につながった応募や採用人数は人事側の集計が必要です。構造化データを入れた日だけで応募の増減を説明せず、募集条件、求人媒体、広告、季節などの変化も見ます。架空の改善率や「広告費がゼロになる」といった成果を期待値にしないでください。

採用サイト制作と構造化データの役割

JobPostingは求人を機械に伝える設定です。会社の仕事、働く人、職場、応募条件を求職者へ伝える採用ページの代わりにはなりません。既存ページの設定だけで足りるのか、求人ページや応募導線から整えるべきかを分けて見積もることが大切です。Bämでは採用サイトの制作内容と費用を公開しています。JobPostingの実装を含む個別の対応範囲は、現在のサイトと運用方法を確認してからご相談ください。相談時は、現在の求人URL、募集職種数、更新担当、応募方法を共有いただければ整理を始められます。パスワードや応募者の個人情報はフォームに書かないでください。

参考資料