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制作・技術

ホームページ制作はどのプラン?テンプレート・オリジナル・ECの選び方

相談者と制作者が、会社案内、オリジナルデザイン、ネット販売の3つのホームページ案を見比べるイラスト

ホームページ制作のプランを見ると、価格やページ数から比べたくなるかもしれません。ただ、最初に確認したいのは「安いか高いか」ではなく、ホームページで何を整えたいか、どこを一緒に考えてほしいかです。同じように原稿や写真が少ない状態でも、会社案内を早く用意したい人と、サービスの見せ方から考えたい人では、選びやすいプランが変わります。

Bämには、シンプルプラン、ベーシックプラン、ECカートプランがあります。3つは上から下へ機能が増える単純な段階ではなく、整えたい目的と相談範囲が違うプランです。この記事では、5つの質問から第一候補を出し、別候補や個別確認が必要な点まで整理します。ここで最終決定を急ぐ必要はありません。決まっていないことを相談メモへ変えられれば、初回相談の準備になります。

価格やプラン名より先に「ホームページで整えたいこと」を決める

プラン選びの出発点は、ホームページを持つこと自体ではなく、公開後にどんな役割を持たせたいかです。たとえば、名刺やSNSを見た人が事業内容と連絡先を確認できる受け皿を作りたい場合があります。別の人は、サービスの良さを整理し、どのページから問い合わせへ進んでもらうかまで考えたいかもしれません。商品を紹介するだけでなく、サイト上で選択、注文、決済などの購入導線まで用意したい場合もあります。

目的が曖昧なままページ数や見積額だけを比べると、本当に相談したかった作業が範囲に入っているか判断しにくくなります。「会社案内の受け皿」「サービスの見せ方と問い合わせ導線」「商品購入までの流れ」のどれに近いかを先に決めると、各プランの説明を読みやすくなります。

会社案内の受け皿、見せ方と問い合わせ導線、商品購入までの流れから3プランの役割を整理した図
最初に、整えたい役割を3つから考えます。料金やページ数は、目的と必要範囲を整理した後に確認します。

3プランは優劣ではなく、得意な役割で分かれる

シンプルプラン:まず事業の受け皿を早く整えたい

シンプルプランは、デザインテーマとCMSを使い、会社案内やサービス概要、問い合わせ先など、事業の基本情報を早く整えたい人に向く候補です。開業前で、SNSや名刺から案内できる公式な場所をまず持ちたい場合にも考えやすいでしょう。

ただし、「写真や文章が少ないから自動的にシンプル」とは限りません。材料が少なくても、強みの言語化、サービスの並べ方、問い合わせまでの流れを一緒に考える必要が大きければ、次のベーシックプランを比較する意味があります。現在ある材料の量だけでなく、見せ方をどこまで相談したいかを合わせて確認します。

ベーシックプラン:見せ方と問い合わせ導線から作り込みたい

ベーシックプランは、オリジナルデザインで、サービスの魅力や違いをどう見せるか、どの順番で読んでもらうか、問い合わせへどう進んでもらうかを作り込みたい人に向く候補です。複数のサービスがあり優先順位に迷う、競合との違いを言葉にしにくい、相談しながらページ構成を決めたい、といった場合に比較します。

オリジナルデザインを選ぶだけで、成果が約束されるわけではありません。大切なのは、誰に何を伝え、どんな不安を減らすかを整理したうえで、必要な見せ方と導線へ反映することです。デザインの自由度だけで選ばず、整理と言語化をどこまで一緒に進めたいかを相談時に伝えます。

ECカートプラン:サイト上で商品を選び、購入する流れを整えたい

ECカートプランは、商品をサイト上で販売したい人が、利用するカート、決済、配送、商品登録などの範囲を確認しながら販売導線を整える候補です。商品を小さく販売し始めたい場合でも、扱う商品、配送方法、外部サービス、運用担当によって必要な確認は変わります。

決済、配送、在庫、返品対応、特定商取引法に関する表示、規約、外部サービス契約などが、すべて同じ条件で標準対応になるとは限りません。ECを検討する場合は、販売方法に応じて必要事項と確認範囲を整理します。未確定の部分は「相談時に確認したい」と残して構いません。

商品紹介だけなら、すぐECとは限らない

商品を載せたいという希望でも、ホームページ上で行いたいことは二つに分かれます。一つは、商品や作品の写真、特徴、参考情報を見せ、問い合わせや店舗来店につなげる「紹介」です。もう一つは、商品を選び、数量や配送先などを入力し、注文や決済まで進める「購入」です。

紹介が中心なら、シンプルまたはベーシックを候補にし、掲載量や見せ方を相談できます。サイト上で購入まで完結させたいなら、ECカートを候補にして、決済、配送、商品登録、公開後の受注対応などを確認します。「商品があるからEC」と決めるのではなく、購入手続きまでホームページで行うかが境界になります。

5つの質問から第一候補を出す

次の5項目を、できているか・できていないかだけで採点する必要はありません。それぞれを「準備済み」「未定」「相談したい」に分けます。未定が多くても相談は可能です。むしろ、迷っている場所が見えれば、必要な制作範囲を確認しやすくなります。

確認すること 考え方 候補へのつながり
1. 主な目的 会社案内、問い合わせ、商品購入のどれを最優先にするか 受け皿ならシンプル、見せ方と導線ならベーシック、購入ならECを比較
2. 現在ある材料 事業情報、原稿、写真、商品情報がどこまであるか 量だけで決めず、足りない部分を誰が整理するか確認
3. 見せ方と導線 自分で構成を決められるか、一緒に考えたいか 相談範囲が大きい場合はベーシックも比較
4. 販売と購入導線 商品紹介までか、注文・決済まで必要か 購入まで必要ならECを個別確認
5. 公開後の更新 何を、誰が、どれくらいの頻度で更新したいか 更新箇所と担当をプラン相談時に共有
目的、材料、見せ方、販売、公開後更新の5項目を準備済み、未定、相談の3状態に分ける整理図
未定は不合格ではありません。「相談」に置き換えると、初回相談で確認する内容になります。

5項目を並べたら、まず「公開時に購入まで必要か」を見ます。必要ならECを第一候補にします。購入は不要で、誰に何を伝えるか、文章やページ構成、問い合わせまでの流れから一緒に整えたい場合はベーシックを先に比較します。掲載内容と構成がほぼ決まり、まず会社案内や問い合わせ先の受け皿を整えたい場合はシンプルを第一候補にします。原稿や写真の数だけで決めず、今回どこまで一緒に整理するかを優先します。

一つの判断だけでは決まらない時は、目的に最も近いものを第一候補、まだ確認したい相談範囲に近いものを別候補にします。公開後の更新は、それだけでプランを決める項目ではありません。お知らせやサービス案内を自分で更新したい場合は、更新箇所と方法を各候補で確認します。商品、在庫、注文など購入に関わる更新が必要ならECを比較します。販売方法、外部契約、追加費用、運用支援の範囲など記事だけで決められない事項は個別確認に残します。

第一候補は、ほかのプランを除外する答えではありません。相談で目的や運用方法を確認すると、別候補のほうが合うと分かる場合もあります。たとえば、当初は会社案内だけを考えていても、複数サービスの違いを整理し、問い合わせ前の迷いを減らす必要が見つかれば、見せ方から検討する意味が出てきます。反対に、必要な情報と構成が明確で、まず公開することを優先するなら、受け皿を整える候補から確認できます。

比較する時は「どちらが上か」ではなく、「今回どこまで一緒に整えるか」を質問してください。記事で候補を出し、相談で範囲を確かめる二段階にすると、名前や印象だけで決めるよりも、見積もりの前提をそろえやすくなります。

3つの例で考える

例1:開業前で、まず事業内容と連絡先を見せたい

主な目的は会社案内の受け皿で、掲載したいサービスと連絡先は決まっている。商品販売はせず、公開後はお知らせを時々更新したい。この場合はシンプルを第一候補にできます。ただし、事業の強みやサービスの並べ方から相談したいなら、ベーシックを別候補に残します。

例2:サービスはあるが、違いをうまく説明できない

原稿や写真は一部あるものの、誰に何を伝えるか、複数サービスをどう並べるか、問い合わせへどう進めるかを一緒に考えたい。この場合はベーシックを第一候補にしやすいでしょう。材料が少ないことではなく、見せ方と導線を一緒に整理したいことが判断理由です。

例3:商品を紹介し、将来は販売も考えている

今は商品紹介と問い合わせが中心で、サイト上の購入はまだ決めていない。この段階ならシンプルまたはベーシックを比較し、将来の販売方法を個別確認にできます。公開時から注文や決済まで必要なら、ECを第一候補にし、カート、決済、配送、商品登録、運用担当などを相談時に整理します。

公開後に「誰が何を更新するか」も先に話す

公開した後に変わりやすい情報には、お知らせ、営業時間、サービス内容、料金案内、事例、商品、在庫などがあります。すべてを自分で更新したいのか、一部だけ更新したいのか、変更時に相談したいのかを考えておくと、制作時に必要な管理方法を確認しやすくなります。

ここでも、対応範囲を推測で決めないことが大切です。「月に何回更新する」「どの作業が標準で含まれる」といった細かな条件は、確認済み資料がなければ断定できません。更新したい内容と担当の希望をメモし、相談時に対応範囲を整理します。

決めきれない項目は相談メモへ変える

初回相談までに全部決める必要はありません。次のように、分かることと迷っていることを短く書けば十分です。

  • 最優先は、サービス内容と問い合わせ先が分かる受け皿を作ること
  • 原稿は箇条書き、写真は数点ある。見せ方と文章は相談したい
  • 商品は紹介したいが、サイト上で販売するかは未定
  • 公開後はお知らせを自分で更新したい。ほかの変更方法は相談したい
  • 第一候補はシンプル、別候補はベーシック。販売方法は個別確認

このメモがあれば、プラン名を先に決めるのではなく、目的と相談範囲を確かめながら比較できます。写真や文章がそろっていないことも、そのまま相談材料になります。Bämは、制作だけでなく、何を載せるか、どう言葉にするか、どこへ案内するかを整理したい人の相談を想定しています。

各プランの詳細を見て、分からないところを相談する

3プラン全体はサービス一覧で確認できます。受け皿を早く整えるならシンプル、見せ方と導線から作り込むならベーシック、商品購入までの流れを整えるならECカートを第一候補にし、別候補や個別確認も残してください。Bämの考え方はBämについてでも案内しています。

まだ候補を一つに絞れなくても問題ありません。目的、現在ある材料、相談したい範囲、販売の有無、公開後の更新方法を分かる範囲でまとめ、お問い合わせで共有してください。各プランページに掲載されている基本料金は事前に確認できます。追加費用が生じる範囲、契約条件、制作や運用の細かな対応範囲は、希望を聞いたうえで個別に整理します。