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投稿日:2025.03.17  最終更新日:2025.7.8
運用・改善

ホームページのアクセス数の見方が分からない方へ

ホームページのアクセス数で迷わないためのやさしい読み解きガイド

はじめに

「アクセス数が増えたのか減ったのか、結局どう判断したらいいの?」──そんな声をよく耳にします。数字は正直ですが、見方を誤ると間違った改善策につながりかねません。今回は専門用語をできるだけかみ砕き、初心者の方でも“今日から”活用できるアクセス解析の考え方をまとめました。この記事を読み終えるころには、自社サイトの数字を「ただのグラフ」から「伸びしろのヒント」へ変換できるようになります。


アクセス解析の前に決めておきたい“たった一つ”のこと

アクセスデータを見始める前に、まず「サイトで実現したいゴール」を一文で言えるようにしましょう。

  • お問い合わせを増やしたい
  • 資料ダウンロードを増やしたい
  • ブランドの認知度を上げたい

目的がはっきりすると、注目すべき数字が自動的に絞られます。たとえば資料DLがゴールなら「ダウンロード完了数」とその前後の動線が最重要です。反対に、ページビュー(PV)がどれだけ伸びてもDL数が変わらなければ施策を見直す必要があります。


まず用意したい3つの無料ツール

ツールできることポイント
Google アナリティクス 4(GA4)訪問者の行動を記録新規とリピーター、流入経路を丸ごと把握
Google サーチコンソール検索キーワードと検索順位どの語句でクリックされたかを確認
ヒートマップ(例:Microsoft Clarity など)ページ内のクリックやスクロール位置よく読まれている箇所・離脱箇所が一目瞭然

GA4は直帰率の扱いが変わり、「エンゲージメントのないセッションの割合」として再登場しています。加えて“エンゲージメント率”という前向きな指標も用意されているので、両方をセットで見るとユーザー行動がより立体的に理解できます。

覚えておきたい5つの基本指標

  1. セッション数
    • のべ訪問回数。リピーターが多いかどうかは別途確認する。
  2. ユーザー数
    • 「人」の目安。端末が変わると別人扱いになる点に注意。
  3. ページビュー数(PV)
    • 1訪問あたりのPVが増えれば、サイト内を回ってくれている証拠。
  4. エンゲージメント率/直帰率
    • GA4では“10秒以上の滞在”などを満たせばエンゲージメント扱い。直帰はその逆。
  5. 平均エンゲージメント時間(旧 平均セッション時間)
    • 長ければ良いとは限らず、ページの目的に照らして判断。

「指標が多くて混乱する」という場合は、まず目的に直結する1~2項目に集中してください。そのほうが改善も早く、効果を実感しやすくなります。

アクセス数が増減する5つの代表的要因

要因具体例主な対策
検索アルゴリズムの更新コアアップデートで順位が変動コンテンツ品質を見直し、E‑E‑A‑Tを強化
季節・イベント決算期やセール時期イベントに合わせた特集や広告
広告出稿広告停止でアクセス急減オーガニック流入の比率を高める
SNS・外部メディアバズで短期的に急増SNS導線を整備し再訪を促す
サイト速度・UI速度低下で離脱増画像圧縮とモバイル最適化

要因を特定できれば、打つべき改善策も自ずと決まります。

初心者でもできる7ステップ改善フロー

  1. 目的とKPI(指標)を確認
  2. 直近1〜3か月の数字を取得
  3. 昨年同月や前月と比較し“差”を把握
  4. 差が大きい箇所を仮説化(例:記事公開日とPV増が一致)
  5. 施策案を書き出し、工数と効果で優先順位付け
  6. 上位2〜3案から実行
  7. 1〜3か月後に再計測し、効果を検証

このサイクルを繰り返すだけで、“数字を見る→施策を打つ→結果で学ぶ”という好循環が生まれます。

SEOの最新視点:数字だけでなく「体験」を伸ばす

Googleは2022年以降、E‑E‑A‑T(経験・専門性・権威性・信頼性)の考え方を強調し続けています。単にアクセスを集めるだけでなく、

  • 実際に体験した人の声や写真を載せる
  • 著者プロフィールを明記する
  • 第三者のレビューや統計データを引用する

といった工夫が評価されやすくなりました。合わせてCore Web Vitals(表示速度・インタラクティブ性・視覚的安定性)の改善も進めておくと、検索だけでなくユーザー満足度も底上げできます。

日常的にアクセスをチェックし続けるコツ

  • 自動レポートを設定:GA4の「探索レポート」を週1でメール送信。
  • 比較期間を固定:前週比・前年比など、ブレない軸を決める。
  • 共有文化をつくる:数字をチームで見ることで次のアイデアが生まれる。

まとめ

アクセス数は「多い/少ない」を眺めるものではなく、サイトを育てる“健康診断書”です。

  1. ゴールを一文で言えるようにする
  2. GA4+サーチコンソールで数字の土台を整える
  3. 指標は目的に合うものから順に確認
  4. 要因→施策→検証のループを回す
  5. E‑E‑A‑TとCore Web Vitalsで“体験”を磨く

この5ステップを押さえれば、数字の波に振り回されることなく、ユーザーと検索エンジンの両方から選ばれるサイト運営が可能になります。ぜひ今日から実践してみてください。