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マーケティング

地域イベントをSNSで告知する手順|ホームページとGoogleマップの使い分け

地域イベントの告知内容をパソコンとスマートフォンで確認する主催者

地域イベントの告知で困るのは、投稿数が少ないことより、日時変更や中止が出たときに情報が食い違うことです。SNSごとに案内を作り直すと、古い時刻や場所が一か所だけ残ることがあります。

最初に、日時・場所・予約方法・変更情報をまとめたイベント詳細ページを一つ決めます。本記事ではこのページを一度だけ「正本」と呼びます。以後は「最新情報の基準ページ」として、InstagramやX、Facebook、Googleビジネスプロフィールから同じページへ案内します。

最初に最新情報の基準ページを一つ決める

SNS投稿だけで案内を完結させると、古い投稿と新しい投稿で時間が違う、場所の説明が媒体ごとに違う、といったことが起きがちです。投稿を見た人も、どれが最新情報なのか判断できません。

そこで、ホームページのイベント詳細ページや予約ページを、最新情報を確認できる場所として一つ決めます。SNSでは「誰に来てほしいイベントか」「どんな体験ができるか」を短く伝え、最後に同じ基準ページへ案内します。

まだイベントページがない場合は、先に地元イベントを告知するホームページの作り方で、ページに必要な項目を確認できます。最初から大きな特設サイトを作る必要はなく、既存サイトに一ページ追加する形でもかまいません。

投稿前に9項目を一枚へそろえる

SNSの文章を考える前に、次の情報を一枚のメモへ集めます。空欄があるなら、投稿担当者の文章力ではなく、イベント情報そのものがまだ決まっていない可能性があります。

確認すること 書く内容 迷ったときの考え方
イベント名 正式名称 短い通称がある場合も正式名称を残す
日時 開始・終了、受付時間 日付だけでなく曜日と時刻も書く
場所 会場名、住所、地図 入口や駐車場が分かりにくければ補足する
対象 誰が参加しやすいか 年齢だけで決めつけず、参加場面で説明する
内容 何ができるか 主催者の説明より、来場者の体験を先に書く
料金 無料・有料、支払方法 追加費用がある場合は条件も書く
予約 要否、締切、定員 予約先を一つにする
変更時 雨天・中止・延期の確認先 何時までに、どこで知らせるか決める
問い合わせ 連絡方法と受付時間 個人の連絡先を無断で載せない

この9項目がそろったら、まず基準ページを更新します。SNS投稿は、そのページから必要な部分を抜き出して作ります。

告知先は、参加してほしい人が見る1〜2媒体へ絞る

媒体は多いほどよいわけではありません。来てほしい人が普段見ている場所を1〜2個選び、基準ページへ案内できれば十分です。すでに管理している媒体と、普段の来店客・参加者が使っている媒体を優先します。

媒体 主な役割 向いている内容 注意点
Googleビジネスプロフィール 検索・Googleマップで店を探す人へ知らせる 管理中の店舗・事業に関係するイベント 利用条件と投稿審査がある。単発会場を自社所在地として登録しない
Instagram 写真や短い動画で雰囲気を伝える 会場、商品、体験、準備風景 画像内の文字だけで日時を伝えない
X 当日の補足や変更を短く伝える 受付状況、天候、残り時間 行動案内を明確にし、画像へ文字を詰め込みすぎない
Facebook 日時・場所をまとめたイベント機能も選べる 場所・日時が決まった地域イベント 参加者層が使っているか先に確認する
LINE公式アカウント すでにつながっている人へ知らせる 既存客向けの先行案内や前日確認 配信回数を増やしすぎない

Googleビジネスプロフィールは、すでに自分の事業で管理している適格なプロフィールがある場合だけ候補にします。Googleは、営業時間中に顧客と対面する事業などを対象とし、短期間借りた会場を自社の所在地として載せることは認めていません。まずビジネスプロフィールの利用条件を確認してください。

利用できる場合、Googleの公式ヘルプではイベント投稿にタイトル、開始・終了の日付と時刻を入れ、説明、写真・動画、行動ボタンを追加できると案内しています。投稿後にGoogleの審査があり、保留や不承認では表示されません。緊急の変更連絡をGoogleの投稿だけに頼らず、基準ページも更新します。詳しくはGoogleビジネスプロフィールの投稿ヘルプで確認できます。

Facebookでは通常投稿だけでなく、日時・場所・説明をまとめるFacebookイベント機能も選べます。Xでは、リンク先でしてほしいことを明確にし、画像へ文字を詰め込みすぎず、会話のある動画には字幕を付けるなど、Xのオーガニック投稿ガイドを参考にします。

日常的な更新も含めて見直す場合は、Googleビジネスプロフィールをこまめに更新する考え方も参考になります。

少人数でも回せる告知スケジュール

告知の回数を増やすより、役割の違う投稿を用意するほうが続けやすくなります。次は一例です。イベントの規模や予約締切に合わせて前後させてください。

  1. 開催が決まったら: 基準ページを公開し、日時・場所・予約方法を案内します。
  2. 開催の2〜4週間前: 最初の告知で、誰向けのイベントかと参加する理由を伝えます。
  3. 1週間前: 会場の様子、準備風景、よくある質問など、判断材料を一つ追加します。
  4. 前日: 時刻、場所、持ち物、天候時の確認先を短く再案内します。
  5. 当日: 変更、受付状況、入口の目印など、今必要な情報だけを知らせます。
  6. 終了後: お礼と振り返りを載せ、次回情報を受け取りたい人の行き先を示します。

複数人で運用する場合は、誰が投稿するかだけでなく、誰が最終確認するかも決めます。担当分けや投稿前チェックは、SNS投稿ルールの作り方で詳しく整理しています。

コピペで使える投稿の型

投稿は、イベント名から始めるより、来てほしい人の場面から書くと内容が伝わりやすくなります。

〇〇で△△を試してみたい方へ。
○月○日(○)に、□□で「イベント名」を開きます。
当日は、~~を体験できます。予約は○月○日までです。
日時・場所・参加方法はこちら: イベント詳細ページのURL
天候による変更も同じページでお知らせします。

この型に、写真や短い動画を一つ添えます。画像の中に日時を入れる場合も、投稿本文と詳細ページへ同じ情報を文字で残してください。画像だけでは読みづらい人や、後から検索する人にも内容が伝わります。

検索やGoogleマップへ伝える方法は制作者へ確認する

サイト制作者へEvent構造化データに対応できるか確認する方法もあります。これは、ページに書かれたイベント名、日時、場所、開催状態を検索エンジンへ伝えるための記述です。ただし、2026年7月15日時点で、Googleのイベント検索機能の対応地域・言語一覧に日本・日本語は含まれていません。日本国内でイベント専用の検索表示やGoogleマップ表示が出ることを期待して追加するものではありません。

Googleのイベント検索機能を対象にする場合は、各イベントに固有の詳細URLが必須と案内されています。中止や延期でもページを消さず、開催状態を更新します。詳しい対応地域、必須条件、開催状態はGoogle Search Centralのイベント構造化データで確認できます。国内サイトで使う目的や対応範囲は制作者と確認し、正しく設定しても特別な検索表示が保証されないことを理解しておきます。

日時変更・中止が出た時の訂正順序

変更が出たときは、思いついたSNSから直すと訂正漏れが起きます。次の順で確認すると安全です。

  1. ホームページの基準ページを直し、変更日時を追記する。Event構造化データを実装している場合は、開催状態も更新する。
  2. 予約フォームやチケットページの日時・受付状態を直す。
  3. Googleビジネスプロフィールのイベント投稿を直す。
  4. Facebookイベント本体と、SNSの固定投稿、プロフィールリンク、直近投稿を直す。
  5. 店頭掲示、メール、LINEなど、すでに案内した経路を見直す。
  6. 担当者同士で、案内した経路を一覧にして訂正済みか確認する。

古い投稿を削除するだけでは、保存や共有をしていた人に変更が届かないことがあります。「変更前の時刻」と「新しい時刻」を一緒に書き、基準ページのURLを示してください。

よくある失敗と直し方

告知が直前の一回だけ

開催情報だけでは、初めて見る人が参加を決めきれません。準備風景、対象者、当日の流れ、よくある質問など、判断材料を一つずつ足します。

すべてのSNSへ同じ文章を貼る

同じ事実を伝えることは問題ありませんが、長さや見せ方は媒体に合わせます。写真で雰囲気を見せる入口と、当日の短い連絡をする入口では役割が違います。

詳細ページへ進んでも予約方法が分からない

SNSの反応だけで判断せず、基準ページの冒頭に日時、場所、対象、料金、予約方法があるか確認します。ページを作ったのに申込みへつながらない場合は、イベント告知ページを作った後の見直し方も確認できます。

写真を載せる許可が決まっていない

来場者やスタッフの顔が写る可能性があるなら、開催前に次を決めます。

  • 写真や動画を載せる媒体
  • 子どもが写る場合に確認する相手
  • 来場者が背景に写り込んだ場合の扱い
  • 掲載後に削除を相談できる連絡先
  • 予約者名簿や個人の電話番号を投稿しないこと

許可がない写真や個人情報は投稿しません。受付での案内、撮影を避けられる場所、削除相談の窓口まで決めておくと、当日の担当者も迷いにくくなります。

イベント後に次の相談へつなげる

イベント終了後のページを消さず、開催報告、当日の写真、よくあった質問、次回案内の受け取り方を残すと、初めて事業を知った人が後から内容を確かめられます。次回の日付が未定なら、決まっていないことを正直に書き、通常のサービス案内や問い合わせ先へつなぎます。

Bämでは、デザインを作る前に、どのページを最新情報の基準にするか、誰が更新するか、どの媒体から案内するかを一緒に整理できます。イベント情報を見やすいページにまとめ、SNSから迷わず進める導線まで作り込みたい場合は、ベーシックプランの考え方が近いかもしれません。対応範囲は相談内容を確認しながら決めます。

これまでのサイトづくりは制作実績で確認できます。イベント告知の情報が散らばっていて、どこから整えるべきか迷っている方は、お問い合わせから現在の状況をお知らせください。

まとめ

地域イベントのSNS告知は、投稿数を増やすことから始めなくて大丈夫です。まず、最新情報を載せる基準ページを一つ決めます。次に、来てほしい人が見る1〜2媒体を選び、同じ詳細ページへ案内します。

変更時の訂正順序まで決めておけば、少人数でも情報の食い違いを減らせます。媒体選びより先に、日時・場所・予約・変更時の確認先を一枚へそろえることから始めてみてください。