
完成見学会とモデルハウスは、共通の「見学できる住まい」というページから案内できます。ただし、写真と予約ボタンだけを同じ形で並べると、いつ行けるのか、何を見られるのかが分かりにくくなります。
入口は共通にし、一覧では見学先の違いを短く示し、詳しい条件は会場ごとの案内へ分ける構成がおすすめです。ページを分ける目的は、名称を分類することよりも、見学を検討する方が自分の予定と関心に合う場所を選べるようにすることです。
「どちらも家を見られる」から、見学する理由を分ける
完成見学会で施主の住まいを期間限定で公開する場合は、その家の要望や敷地条件に応じた間取りを見られます。一方、継続して公開するモデルハウスでは、会社の家づくりや設備を体感する場として案内できます。ただし、すべての完成見学会やモデルハウスが同じ運営ではありません。販売までの期間だけ公開するモデルハウスなどもあるため、名称だけで「いつでも見られる」と伝えないことが大切です。
参考として、一条工務店のイベント案内では、構造・完成現場見学会、ご入居宅訪問、ショールームなどを分け、それぞれで確認できる内容を説明しています。掲載形式をそのまままねるというより、訪問先によって得られる情報が違うことを、選ぶ前に伝える考え方が参考になります。
自社の案内でも、「完成見学会」「モデルハウス」という種類に加え、その会場で見られる内容を書きます。写真が似ていても、「洗濯から収納までの動きを確かめる家」と「素材や室内の明るさを体感する家」なら、関心に応じて選びやすくなります。実際に見られない仕様や設備を、別の家の写真で補わないようにします。
一覧には、日程と見どころを同じ位置で載せる
見学先の一覧は、まず現在申し込める場所を探せることが大切です。種類、見学できる期間、場所の目安、見どころ、予約の要否を、どの会場でも同じ順序で見せると比較できます。
例えば、完成見学会とモデルハウスを一件ずつ案内する架空の工務店なら、一覧の文章を次のように分けられます。名称や条件は説明用で、実際の開催情報ではありません。
- 完成見学会|家事動線を見られる住まい:指定した週末のみ開催。洗面室から収納までの配置を見学できます。会場のある市町村、開催日と時間、予約制であることを添え、個別の案内へ進めます。
- モデルハウス|木の素材と光を体感する住まい:継続公開中。床や壁の素材、窓からの明るさを確認できます。所在地、見学時間、休館日、予約の要否を添え、施設の案内へ進めます。
実際に掲載するときは、「指定した週末」を年を含む日付へ置き換えます。モデルハウスも「随時見学可」だけで済ませず、営業日や受付方法を確認して書きます。開催が近い見学会を目立たせる場合でも、モデルハウスの入口が過去のイベントに埋もれない位置に残します。
個別ページでは、会場ごとに来場前の疑問へ答える
完成見学会の詳細には、建物の見どころと開催条件をまとめます。間取りや広さを紹介するときは、実際の会場の情報であることを確かめます。施主の暮らし方を説明する場合も、どこまで公開してよいかを確認したうえで、設計の工夫へつなげます。
日時、見学できる時間の目安、駐車場所、子ども連れでの見学条件などは、その会場の運営に合わせます。会場の詳しい住所を申込み後に案内する方針なら、公開ページには市町村など検討に必要な目安と、詳細を知らせるタイミングを書きます。施主の住宅住所を、モデルハウスと同じ感覚で地図へ載せないようにします。
モデルハウスには、継続して使う所在地・アクセス・休館日の案内を置きます。展示している設備と現在販売する仕様が異なる場合は、その違いも説明します。モデルハウスを見れば、すべての標準仕様や価格条件を確認できるとは限らないためです。
同じ「予約する」というボタンを使う場合でも、直前に会場名を示し、何の見学を申し込むか分かるようにします。受付先が共通でも、個別ページから選んだ会場が伝わる案内にしておくと、別会場の申込みと混同しにくくなります。
完成見学会が終わった後は、現在の案内と記録を分ける
終了した見学会を、受付中の一覧に残したままにすると、古い開催日を見て申し込もうとする方が出るかもしれません。開催が終わったら、受付中の一覧から外し、個別ページの冒頭にも終了したことを示します。申込みボタンも受付中に見えない状態へ変更します。
ページを残すかは、掲載内容の用途で考えます。設計の工夫や写真が施工事例として役立ち、継続掲載の許可もあるなら、開催記録として残す方法があります。ただし、見学会のために一時公開した情報まで、そのまま残してよいとは限りません。住所、案内地図、室内写真などを見直します。
古い案内へ検索や共有リンクから来た方には、「現在見学できる住まいを見る」と共通一覧へ案内できます。過去の家を今も見学できるように見せず、次の見学先へ進めることが大切です。
一つのページで始める場合も、更新する単位をそろえる
会場数が少なく、案内も短い段階なら、一覧と詳細を一つのページ内に置く方法もあります。その場合は、会場ごとに見出しを分け、日時・場所・条件・申込み先を一まとまりにします。二会場の説明の最後に共通のボタンだけを置くと、どちらへの申込みか分かりにくくなります。
会場ごとに告知を共有したい、写真や説明が増えた、終了する日が異なる、といった場合は、個別ページへ分けた方が更新しやすくなります。完成見学会の日程だけを直す際に、モデルハウスの営業案内まで触らずに済む構成を考えます。
Bämの工務店・住宅のホームページ制作では、施工写真や設計の理由、見学前によく聞かれることを伺い、掲載する内容を整理します。見学会とモデルハウスそれぞれの公開期間や案内方法に合わせ、比較する一覧と個別の説明をつなげます。
