サービス名で検索すると、自社の紹介ページより先にPDFの資料が見つかる。資料は読めても、今どのような仕事を頼めるのかが分からない。そんなときは、検索順位だけでなく、PDFを開いた後の行き先を確かめてみてください。
Googleがインデックスに登録できる形式にはPDFも含まれます。検索から資料へ直接入ること自体は、必要な情報が届いている可能性もあります。まず、資料を読むだけで目的が済む場面と、対応内容を確かめて相談したい場面の両方を支える入口を整えます。
どの検索語から、どのPDFが開かれるかを見る
一度の検索でPDFだけが見えたとしても、サービス紹介ページが常に出ていないとは限りません。検索した言葉、表示されたPDFのURL、代わりに見てほしいサービスページのURLを控え、確認の出発点にします。
Search Consoleを利用できる場合は、検索パフォーマンスの記録で該当する検索語を選び、ページ別の表示を見ます。Googleの公式ヘルプでも、検索語で絞ってからページの一覧へ進み、その語で表示されたURLを調べる方法を案内しています。
例えば、梱包用の緩衝材を加工する会社の架空例を考えます。「緩衝材 加工」を調べたときに、材質と厚さをまとめたPDFが見つかるとします。厚さを確認したい人には資料が役立ちますが、製品の形に合わせた加工を頼みたい人には、対応範囲や相談の進め方も必要です。同じ資料へのアクセスでも、その後に求める情報は一つではありません。
PDFを直接開いた状態で、次の行き先を確かめる
サイトの資料一覧からではなく、PDFのURLを直接開いてみます。その状態で、会社名、資料の対象、関連するサービスへの行き先が分かるでしょうか。ホームページのメニューを見ずに入ってきた人には、資料内の案内が頼りになります。
緩衝材の例なら、材質表の近くや資料の末尾に「形状に合わせた加工の対応範囲を見る」といったリンクを置きます。リンク先は、加工の相談を説明するページです。会社のトップページへ戻すだけより、資料を読んだ後の疑問に近い場所へ進めます。
案内文は、資料にない対応を想像で足さず、実際に受けられる仕事に合わせます。資料中の全材質をどの形にも加工できるとは限らないなら、リンク先で対応条件を説明します。資料を読むことから、すぐ問い合わせを送ることへ飛ばさず、依頼できるかを確かめられる余地をつくります。

資料説明ページは、何が分かる資料かを伝える場所にする
PDFの掲載元に短い説明しかない場合は、資料名だけでなく、何を確かめられる資料なのかを通常のWebページで説明します。緩衝材の例なら、掲載している材質・厚さの一覧と、個別の形状については加工サービスの案内で確認することを示します。
そのページに、PDFを開くリンクと、加工内容を見るリンクを別々に置きます。前者には資料名やPDF形式、容量を、後者には確認できるサービス内容を示すと、行き先を選びやすくなります。既に資料説明のページがあるなら、その内容を整えればよく、同じ説明のページをもう一つ増やす必要はありません。
ただし、このページを整えても、検索からPDFへ直接入る経路が必ず消えるわけではありません。説明ページだけにサービスの入口を置いて終わらず、PDFの中からも進めるかを合わせて確認します。

リンク先には、資料の続きとして読める説明を置く
PDFからサービスページに移っても、抽象的な会社紹介しかなければ、依頼を判断する材料は増えません。緩衝材の材質表を読んだ人なら、自分の製品に合う形を相談できるか、現物や図面が必要かといった内容を確かめたい場面が考えられます。実際に多い相談を担当者に聞き、対応できる内容をページへ補います。
資料とサービスページで製品や加工の呼び方が違う場合は、同じ対象だと分かる説明も必要です。専門用語を検索語に置き換えるだけでなく、どの用途の話なのかがつながるようにします。
PDFを書き出した後は、公開するファイルをパソコンとスマートフォンで開き、リンク先まで確かめます。元データでは押せても、公開版でリンクが外れていれば入口として使えません。印刷して渡す資料なら、画面上のリンクとは別に、短いURLなど紙から確認できる案内も検討します。
検索から外すかどうかは、入口を整えてから判断する
PDFを検索結果から外すことと、サービス紹介ページが同じ検索で表示されることは別の課題です。資料を消せばサービスページに入れ替わる、と考えて進めるのは避けたいところです。既存のお客様が仕様確認に使っている資料なら、その利用にも影響します。
変更後は、資料が引き続き使えることと、サービスの説明へ進めることを確認します。そのうえでSearch Consoleの表示やクリックの推移も見ます。短期の増減だけで、リンクの追加によって検索順位が上がったと判断せず、変更内容と日付を残して追います。
どの資料から着手するか迷う場合は、検索された言葉とPDF・サービスページのURLを揃えて、Bämの検索で見つからない場合の相談へお寄せください。現在の入口を確かめ、資料とページの説明をどこから整えるかを検討できます。